ローランド・エメリッヒ監督

ローランド・エメリッヒ監督がメガホンを執り、チャニング・テイタムとジェイミー・フォックスが共演した映画『ホワイトハウス・ダウン』の製作の裏側に迫る動画が公開された。映像には劇中に登場する米大統領専用リムジンが大暴れする場面や、読売ジャイアンツのマスコット“ジャビット”の帽子をかぶって語るエメリッヒ監督が登場する。

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本作は、謎の武装集団の襲撃を受けたホワイトハウスから大統領(フォックス)を救出するため、シークレットサービスの捜査官(テイタム)が壮絶な戦いを繰り広げる姿を描くアクション超大作。これまでに『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』などの作品でありとあらゆるものを壊しまくってきた“破壊王”エメリッヒ監督が「大きな仕掛けがいっぱいだ」と完成度に自信を見せる作品だ。

このほど公開された映像に登場する米大統領専用リムジンは通常のリムジンよりもはるかに大きく、超頑丈で防弾仕様が施されており、壁を壊すほど強靭なボディをもつ特注品だ。米大統領専用のジェット機は“エア・フォース・ワン”と称されるが、特注リムジンについた名前は“ビースト(野獣)”。劇中ではテイタムとフォックスを乗せた“野獣”が敵の攻撃をかわし、壁をブチやぶり、庭のバスケットゴールをなぎ倒し、ミサイル攻撃を食らってもまだ走り続ける! ド派手なアクションを得意とするエメリッヒ監督が描く“野獣”の活躍は本作の大きな見どころになりそうだ。

しかし、実際に“野獣”を映画に登場させるためには様々な苦労があったようだ。このほど公開された映像に登場するスタッフの証言によると、通常の市販車は、車体の寸法や3次元データが入手できるが、“野獣”は米大統領のために作られた車なので一切のデータは最高機密だったそうだ。そこでスタッフたちは報道写真に登場する“野獣”を観察・研究して各パーツの寸法を予想。市販車をベースにしながら基本的にはほぼすべてのパーツを特注して映画に登場する“野獣”を作り上げた。その性能は“本家・野獣”と比較することはできないが、撮影では圧倒的な能力を発揮したようで、映像には撮影現場で“野獣”の暴れっぷりに笑みを隠し切れない“破壊王”エメリッヒの姿が登場している。

『ホワイトハウス・ダウン』
8月16日(金)丸の内ルーブルほか全国ロードショー