注目の女性劇作家5人が東京芸術劇場の『芸劇eyes番外編』に集結

2013.7.10 11:00配信
左から市原佐都子(Q)、大池容子(うさぎストライプ)、西尾佳織(鳥公園)、鳥山フキ(ワワフラミンゴ)、高羽彩(タカハ劇団) 左から市原佐都子(Q)、大池容子(うさぎストライプ)、西尾佳織(鳥公園)、鳥山フキ(ワワフラミンゴ)、高羽彩(タカハ劇団)

野田秀樹が芸術監督に就任した2009年以降、東京芸術劇場では、『芸劇eyes』と銘打ち、多くの若手演劇人に公演する機会と場所を提供している。その番外編として、今年9月に『God save the Queen』と題した企画が開催されることになり、参加劇団の代表者が7月3日、同劇場で記者会見を行った。

2011年に開催された番外編第1弾『20年安泰。』と同様、5つの団体が各20分の短編を持ち寄り、それをショーケース形式で一挙に上演する趣向。今回のポイントは、作・演出を手がける5人がいずれも女性であることだろう。それぞれのコメントは次のとおり。

■大池容子(うさぎストライプ)
参加団体の中でダントツで知名度がないと思うんですけど、この機会に少しでもうさぎストライプを好きになっていただけたらうれしいです。作品をつくるときに性別は特に意識していませんし、女性らしい作風と言われることには恥ずかしさがあります。そんな気恥ずかしさと闘いながらがんばりたいと思います。

■高羽彩(タカハ劇団)
基本的に日常会話を積み上げて生まれるドラマを描いています。「高羽さんって男の人だと思ってた」と言われるほど、作品の中に女性性はまったく反映していないと思うんですけど、それは昔から「女性だから」とかカテゴライズされるのが嫌で、「女らしい作品など書いてやるものか」という意識があるからかもしれません。

■西尾佳織(鳥公園)
リーダーシップで引っ張っていくような演出家に私はなれないので、自分が想定していなかった表現も受け入れながら受動の力で作品をつくりたいと思っています。中高6年女子高だったこともあって、男社会であることは痛切に感じますし、自分が女性であるという意識は作品にも流れ込んでると思います。

■鳥山フキ(ワワフラミンゴ)
どうでもいいようなことをいつも書いています。自分の作品が人に好かれるようなものだとは思っていなかったので、「外に出ていいよ」と言われたような気がしてうれしいです。立派な劇場でいつも通り、しょうもないことを書きたいと思っています。今回のイメージは、黄色いプラスチックの下敷きです。

■市原佐都子(Q)
Qは2年前に活動を開始しました。名前に別に意味はなく、形がいいなと思ってQとつけたんですけど、検索とかに引っかからなくて苦労してます。男の人は、何を考えているのかわかりやすいけど、理解はできません。女の人のほうが、複雑で面白いなと思うし、見た目とかも何かかわいい。

『芸劇eyes番外編・第2弾 「God save the Queen」』は、9月12日(木)から16日(月・祝)まで東京芸術劇場 シアターイーストにて開催。チケットぴあでは7月12日(金)18時までインターネット先行先着「プリセール」を受付中。

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