篠山竜青(川崎ブレイブサンダース) 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)

千葉ジェッツが川崎ブレイブサンダースを引き離すのか、川崎が東地区2位の座を奪取するのか、はたまた星を分け合うのか。『2017-18 B1リーグ戦』第17節で両軍が激突する。ホームで迎え撃つ川崎は19勝11敗で東地区3位、アウェイに乗り込む千葉は21勝9敗で2位。今週末のゲームはシーズン折り返しとなる重要な2連戦となる。

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川崎は前回の千葉戦で浮上のキッカケを掴んだ。中地区1位を独走するシーホース三河と対峙した第11節は1勝1敗となったが、試合内容で確かな自信を得た。そんな中迎えた第12節の千葉戦で、川崎は初戦で57-79の完敗を喫したのだった。12月頭の3連敗の悪夢もよぎったが、翌日に大敗を引きずらなかった。第1QにPG篠山竜青が負傷退場するピンチに陥りながら、78-70で競り勝ったのだ。

この勝利を境に川崎は6連勝を飾る。年末のサンロッカーズ渋谷との第15節も連勝し、東地区3位に浮上。年明けのレバンガ北海道との第16節は1勝1敗に終わり、ライバルを突き放すことはできなかったが、好位置にキープする。

北卓也HCは「ハードなディフェンスをされて、なかなか思うように展開できなくても我慢強くボールを動かして、ズレをしっかり作ってそこでシュートを打てるようになった。またディフェンスがだんだん良くなっている実感があるので、もっともっとディフェンスが良くなるように、チームが向上するように、練習していきたい」と前を向いた。

対する千葉は第15節に東地区首位奪取を目論んでいたが、大晦日&元日に行われたアルバルク東京戦で連敗し、逆に3ゲーム差をつけられてしまった。しかも、第2戦にはPG富樫勇樹が負傷離脱……。新年早々、司令塔が全治3~4週間のケガを負う憂き目に遭った。

この富樫不在という絶体絶命のピンチに、千葉は一体感をさらに増していった。1月4日の『天皇杯』準々決勝で栃木ブレックスに完勝すると、翌々日の準決勝で京都ハンナリーズを圧倒。1月7日の三河との決勝でも第3Qに怒涛のオフェンスを見せ、勝負あり。『天皇杯』連覇を決めたのだ。

大野篤史HCは「個の力ではなくチームで戦うことを表現できた。『誰かがハドルを組んでくれるんじゃないか』『誰かが指示を出してくれるんじゃないか』と当事者意識が薄かったチームが、共通理解を持って戦えたことが『天皇杯』の収穫」と手応えを口にした。

川崎×千葉は1月26日(金)・27日(土)・川崎市とどろきアリーナでティップオフ。果たして勝利をするのはPG篠山・SG辻直人・Cニック・ファジーカスら強力ラインナップを誇る川崎か、富樫の穴を埋めるPG西村文男、SF小野龍猛が好調を維持する千葉か。チケット発売中。

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