ダイオウイカの目の前には、マッコウクジラの頭部の実物大模型が展示されています。
マッコウクジラはダイオウイカの天敵です。

なぜ、ダイオウイカはこんなに大きくなったのでしょうか。それは、「大きければ他の生物に食べられる確率が少なくなるから」ということ。確かに、ダイオウイカを食べられるのはマッコウクジラクラスの大きさでなければなりません。巨大化するというのが、深海での適応のひとつなんですね。
 

 

ちょっと話題になっているダイオウグソクムシも、巨大化することで深海で生き残ってきた生物です。

ダイオウグソクムシもロマンがありますね。何年もエサを食べないで生き抜いていける、その生命力。かっこいい。

ちなみに、深海での生活に適応するために、他の生物は発光したり、雌雄同体となったり、頭部に超音波センサーを搭載したりしている場合もあります。

想像できないような進化をしているのが、深海生物の魅力でもあります。
 

 

あの食べ物はこんな深海魚でできている!

さて、第1会場を抜けて第2会場に行くと「深海の開発と未来」というゾーンになります。

ここに「深海キッチン」というコーナーが。
ここでは、実際の料理に使われている深海魚がわかります。

 

「ニュージーランドヘイク」という深海魚です。

タラの仲間みたいですね。これは……。

 

のり弁のあの白身魚のフライなんですね。

僕、のり弁大好きなんです。いつもお世話になっております。

 

こちらは「オヒョウ」という魚です。

藤村俊二さんではありません。

で、これはどんな料理になっているのかな?

 

フィッシュアンドチップスですか。

イギリス人の主食といっても過言ではないあの料理は、オヒョウからできているんですね。

このほかにも、食材や資源の実物が展示されています。勉強になりますね。