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ポップインストユニット、style-3!が、ワンマンライブ“丸の内三丁目 夕暮れライブ vol.1 ~style-3! スペシャルSHOWCASE~”を東京国際フォーラムホールD1で行った。

style-3!はバイオリンの高嶋英輔、コントラバスの長澤伴彦、ピアノの堀江沙知による3人組。ポップ、クラシック、ロック、ラテンなど様々なジャンルを取り入れた楽曲と、躍動感あふれる独特のライブパフォーマンスで注目を集めている。これまでにシングル8枚、アルバム4枚をリリースし、数々の音楽イベントでグランプリを獲得するなど、着実にファンを増やしているグループだ。

サポートドラムを加えた編成で臨んだこの日のライブは、なめらかなバイオリンの演奏が心地良い『Toward the world』からスタート。楽曲の盛り上がりとともに演奏に熱が入ると、宮嶋は時折ジャンプをしながらバイオリンを演奏。満員の会場に大きな拍手が巻き起こり、1曲目から観客を興奮させた。

この日は高嶋のバースデイライブということもあって、カヴァー曲の選曲は高嶋が担当。彼が大学時代によく聴いていたという洋楽ヒットナンバーを次々と披露。スティーヴィー・ワンダーの『オーヴァージョイド』では大人の雰囲気でじっくりと聴かせ、スティングの『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』は哀愁たっぷりとジャジ―なアレンジで演奏、宮嶋が「夕暮れにお酒を飲みながら聴きたい曲」というボズ・スキャッグスの代表曲『ウィ・アー・オール・アローン』は自らも音色を楽しむように演奏し、観客を酔わせていった。

また、グリーン・デイのロックオペラアルバムを舞台化した、この夏日本上陸するブロードウェイミュージカル「アメリカン・イディオット」とのコラボイベントということもあって、グリーン・デイの『バスケット・ケース』も披露。メンバーは体を大きく揺らし全身でリズムをとりながら、激しくも爽やかなパンクロックを演奏し、会場は熱気に包まれた。

後半はオリジナル曲に戻り、最新シングル『家康』収録の『花雷』や、長澤が観客を手拍子で引っ張るポップチューン『自転車ライダ~』などで盛り上がり、アンコールにはミュージカルのタイトル曲、グリーン・デイの『アメリカン・イディオット』で観客は総立ちとなり、大盛況となった。

style-3!は、9月3日(火)東京・Shibuya O-EASTで開催されるイベント「スト★クラ ~Street Classical Jam~ vol.2」に出演する。チケットは7月13日(土)午前10時より一般発売開始。なお、ブロードウェイミュージカル「アメリカン・イディオット」は、8月7日(水)より東京・東京国際フォーラム ホールCにて開幕。

文・門宏

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