『ジョン・カーター』主演のテイラー・キッチュと、プロデューサーのジム・モリス氏

ウォルト・ディズニー生誕110周年を記念して、エドガー・ライス・バローズの伝説的SF小説『火星のプリンセス』を実写映画化する超大作『ジョン・カーター』の特別上映会が12日に新宿ピカデリーで行なわれ、主演のテイラー・キッチュと、プロデューサーのジム・モリス氏が登壇した。

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『ジョン・カーター』は、愛する妻と娘を失い、生きる目的すらわからなくなってしまった主人公ジョン・カーターが、突如、未知の惑星に迷いこみ、全宇宙を支配しようとする“マタイ・シャン”を相手に壮大な戦いを繰り広げるアドベンチャー超大作。『スター・ウォーズ』や『アバター』に多大なインスピレーションを与えたと言われているE・R・バローズの古典冒険小説を原作に、『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』を手がけたアンドリュー・スタントン監督がメガホンをとる。本作で主演を務めるキッチュは、浅野忠信が出演しているハリウッド映画『バトルシップ』や、オリバー・ストーン監督作『Savages』(原題)など、これから主演作が相次いで公開される注目の若手俳優。

上映会では、撮影風景のスチール写真や、初公開となる約15分の映像を、モリス氏の説明を交えて紹介。映像は、地球にいるカーターを捉えた冒頭シーンから始まり、未知なる惑星“バルスーム”にトランスポートした主人公が、4本の腕に牙を持つ緑色人のサーク族に出会う場面などが収録されており、カーターと恋に落ちるプリンセスや、ウーラと呼ばれる獣、凶暴な大白猿などのクリーチャーなども紹介された。

モリス氏はキャスティングについて「ヒーローの内面的な強さを表現できる俳優を探した」と話し、「キッチュは、心に傷を持ったダークで複雑な主人公を好演した」と絶賛した。キッチュは「とてもプレッシャーを感じたが、全力投球でやるだけのことをやった」と笑顔を見せ、「歴史ある作品の映画化なので、この役を演じられるなら何でもしたいと思ったし、素晴らしい経験ができた。僕自身も完成が凄く楽しみだ」と語った。

『ジョン・カーター』
2012年4月13日(金)2D・3D同時公開