シャープ、会話する人工知能「ココロエンジン」をオーブンに搭載

2013.7.12 20:17配信
人工知能「ココロエンジン」を搭載するヘルシオ「AX-SP1」

シャープは、7月11日、100℃以上の過熱水蒸気で食品を加熱するウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズの新製品として、人工知能「ココロエンジン」を搭載する「AX-SP1/SA1」など4モデルを発表した。8月23日に発売する。

●シニア層向けに簡単操作を追求

発表会では、商品企画部の村上佐織係長が、「60代以上の方が調理機器を選ぶ際、約4割が操作が簡単であることを重視している」という調査結果を紹介。「アクティブシニアに向け、使いやすさと安心感のある新機能を追加した」と語った。

最上位モデルの「AX-SP1」は「ココロエンジン」と4.3型ASVカラー液晶タッチパネルを搭載。大きなボタンや見やすい文字、簡単操作にこだわった。発売10年目を迎える「ヘルシオ」独自の加熱法「ウォーターヒート技術」も刷新し、よりパワフルで効率のいい調理を実現した。

「ココロエンジン」は、ロボット掃除機「COCOROBO」に搭載した人工知能で、ユーザーの要望に音声で反応する。購入してからの日数や選択したメニューの履歴を蓄積し、状態によってさまざまな反応をみせる。調理の残り時間や、次にやるべき作業をアドバイスする機能などで、楽しみながら安心して料理ができる。また、多数の料理レシピを登録している「自動メニュー」モードを内蔵し、レシピ画面の「聞いて」ボタンにタッチすると、料理に合わせた提案をする。また、「入門メニュー」モードは、料理に不慣れな人を声と画面でやさしくサポートする。

●新型「エコ技ターボ噴射エンジン」で調理時間を短縮

独自の加熱法「ウォーターヒート技術」はさらに進化。「AX-SP1」は、従来機種から200Wアップした「パワーアップ1350Wエンジン」と、体積比を約28%減少させることで過熱水蒸気の発生効率を高めた「薄型過熱水蒸気ダクト」によって、調理時間を最大約40%短縮した。

下段へ過熱水蒸気が流れないようにする「スイングダンパー」と「新角皿」を採用し、上段だけで調理をするとき、効率よく蒸気を集中噴射する。

●老化の一因「AGE」を約26%抑制、「タウリン」を約33%キープ

「ウォーターヒート技術」の長所は、「よぶんな脂や塩分をしっかり落とす」「細胞破壊を抑えて素材のおいしさを引き出す」「低酸素調理で酸化を抑えて栄養素を保存する」こと。ヘルシオでは、これまで「脱脂」「減塩」「ビタミンC保存」の健康効果が確認されていたが、今回新たに二つの健康効果が実証された。

一つ目は、老化を促進する物質「AGE」の生成をフライパンでの調理と比較して約26%抑制することだ。「AGE」はタンパク質と糖が油で加熱されることでできる焦げに含まれるが、ヘルシオは過熱水蒸気によってムダな油を落とし、「AGE」の生成を抑える。

二つ目はコレステロールの上昇抑制や疲労回復に効果があるとされる「タウリン」を、蒸し器での調理と比較して約33%多くキープすることだ。75℃の低い温度でじっくり加熱する「ソフト蒸し」で食品の細胞破壊を抑え、「タウリン」の流失を防ぐ。

ファミリー向けプレミアムモデル「AX-SP1」のほかにも、「ココロエンジン」「タッチパネル」を搭載したアクティブシニア向けの高性能モデル「AX-SA1」、子育てファミリー向けのハイスタンダードモデル「AX-GA1」、夫婦・シングル向けのコンパクトモデル「AX-CA1」をラインアップする。

実勢価格は庫内容量30L(2段調理)の「AX-SP1」が16万円前後、26L(1段調理)の「AX-SA1」が10万円前後、30Lの「AX-GA1」が11万円前後、18Lの「AX-CA1」が6万円前後の見込み。

●調理に応じた多様な「あたため」機能

ヘルシオは、「カンタン焼き」「カンタン蒸し」など、調理によってさまざまな「あたため」機能を選択することができる。火加減や加熱時間が違う食材でも、それぞれの素材に適した調理を同時に行う。

「AX-SP1」は「カンタン10分」というメニューを内蔵。指示に従って食材を下準備し、角皿に乗せれば、短時間でさまざまな料理を楽しむことができる。

発表会では、「AX-SP1」の「カンタン10分」機能で調理した料理の試食が行われた。

「ヘルシオ」は過熱水蒸気を庫内に充満させ加熱するので、食材の内部までしっかり熱量が伝わる。生焼けや火が通り過ぎるということはなく、食感はしっとり柔らかだ。また低酸素調理で酸化を抑えるので、うまみの凝縮された、素材ならではの味を堪能することができた。

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