『悪魔のいけにえ』オールナイト上映の模様

米ホラー映画『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』の公開を記念し12日、東京・歌舞伎町の新宿ミラノで『いけにえイッキ見!野蛮なテキサスオールナイト!!!』と題したイベントが開催され、本作をはじめ、『悪魔のいけにえ』(1974)、『悪魔のいけにえ2』(1986)がオールナイト上映された。また、イベントのためだけに製作されたオリジナルソング「悪魔のいけに演歌」が披露され、駆けつけたファンを盛り上げていた。

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『飛びだす 悪魔のいけにえ…』は、トビー・フーパー監督が手掛けた『悪魔のいけにえ』の正統な続編として、衝撃のラストから1時間後に発生した惨劇とその20年後に起こる新たな物語を、3D映像を駆使して鮮烈に描きだした作品。この日は同じ“いけにえ”つながりで、『生贄のジレンマ』(13日公開)の金子修介監督と同作に出演している元AKB48の加弥乃、さらに『悪魔のいけにえ』シリーズの大ファンだという古澤健監督(『今日、恋をはじめます』)、朝倉加葉子監督(『クソすばらしいこの世界』)が出席した。

金子監督は「20年以上前に撮った『香港パラダイス』では、主演の斉藤由貴にチェーンソーを振り回させた」と『悪魔のいけにえ』シリーズからの影響を明かし、加弥乃は「ホラーが苦手なので、まだ見たことがなくて…。今日、皆さんと一緒に観て、『悪魔のいけにえ』デビューしようかしら」とコメント。

また、古澤監督にとって、映画監督を志すきっかけが『悪魔のいけにえ2』だったといい「夕張(夕張国際ファンタスティック映画祭)でトビー・フーパー監督にお礼を伝えたら、『じゃあ、隣で映画を見ろ』って当時上映された監督の『ダンス・オブ・ザ・デッド』を一緒に観たんですよ。あれが人生の頂点だった」。一方、朝倉監督も人生で初めて観たホラー映画が『悪魔のいけにえ』だと明かし、「それまでホラーは苦手だったが、避けていた分、ものすごく衝撃を受けた。もし観ていなければ、ホラー映画を撮ることもなかったし、本当に人生が変わった」と話していた。

『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』
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