『白ゆき姫殺人事件』に出演する井上真央・綾野剛

『告白』や『北のカナリアたち』など映画化が相次ぐ人気作家・湊かなえ氏の長編サスペンス『白ゆき姫殺人事件』が映画化され、井上真央と綾野剛が共演することが明らかになった。

本作は、出版前から映画化のオファーが殺到した話題作で、『ゴールデンスランバー』、『奇跡のリンゴ』など数々のヒット作を手がけてきた中村義洋監督がメガホンを執る。物語は、日の出化粧品の美人社員が惨殺されたことに端を発するサスペンスで、殺された社員の同期で、地味な女性・城野美姫(井上)に疑いの目がかかる。美姫の周囲を取材するテレビのワイドショーのディレクター・赤星雄治を綾野が演じ、過熱報道、ネット炎上、口コミの中に埋もれた真実に迫る。

疑惑の中心となる女性を演じる井上は「“地味でつまらない女”、この役は井上さんしかいないと言われたとき、複雑な気持ちと、なんだか不思議な喜び、そして根拠のない自信が湧いてきました。これまで味わったことのない恐怖を体感しながら、“つまらない女”を存分に楽しみたいです」と意欲をみせている。

映画出演が相次ぐ綾野は本作について「中村義洋監督作品に参加できる事、とても興奮高揚しています。同時に湊かなえさんの世界観をどこまで体現できるか。不安でスリリングでなりません。浅く浅はかな赤星雄治を、中村組スタッフ・キャストと共に深く共犯させて頂きます」とコメントを寄せている。

『白ゆき姫殺人事件』
2014年春 全国ロードショー