7月13日、東京・原宿クエストホールでDISH//ファンイベント「オールスラッシャー感謝祭」'13 夏 一回表が行われた。

凄い暑さを記録したこの日。会場である原宿クエストホールには開場前から長い列ができ、DISH//人気の高さを伺わせた。また、天井から吊らされたバルーンやカラフルなセットなど、ステージや会場内の飾りつけも非常に凝っており、訪れたファンは口々に「可愛い」と感想を述べていた。

開演前からファンの熱気が高まる中、時間となりメンバーが登場。何とメンバーは着ぐるみを着用、しかも5体・・・と言う事は1人は誰?と観客の歓声と疑問の声の中、着ぐるみを脱ぐと1人はスターダストのアベイベーさんだった事が判明。登場からファンを楽しませる彼らのサービス精神が現れていた。

「着ぐるみ着てる人は凄い!」とそれぞれ着ぐるみの感想を口にしながら、着ぐるみを脱ぎ、この日のモチーフであるアロハの衣装を見せる。公演前半は、6月19日に発売された彼らのメジャーシングル『I Can Hear』のリリース記念イベントの裏側を収めたVTRを公開。イベント直前の4人や、ホテルでの素顔など、普段は見られないメンバーの一挙手一投足に観客は歓喜の声やツッコミをいれていた。特にアスナル金山のイベント直前のTAKUMIの形容しがたい表情や、本邦初公開となったTo-iのおでこなど、メンバー間でも盛り上がりを見せたVTRコーナーであった。

その後、楽屋招待が当たるダーツによる大抽選会が催された後、この日のイベントを締めようとするメンバー。何と4人は実は今日ライブがあることを知らなくて、衣装や楽器を持ってきていなかった!これから事務所に取りに行かなければ!というMCの後、急いで事務所に向かうメンバーのVTRが挟まれ・・・という紆余曲折(?)の末、第2部が開始。スモークの中、野球の衣装に身を包んだ4人が登場、1曲目はメジャーデビューシングルのカップリング『TENKOUSEI』。To-iの「立て!」の言葉を合図に観客は全員立ち上がり、熱狂の渦へ。その後もタオルを振り回す『東京VIVERATON』や巨大バルーンが客席に登場した『It’s alright』、MASAKIが空から降りてきたタンバリンを手にして曲がスタートする『ラブソングなんて似合わない』など、見ている者を飽きさせない様々な演出や、彼らの前のめりな表現は、DISH//のライブでの底力を見せ付けられた気がした。

全13曲、持ち曲を全て出し、まさに全力を尽くしたライブを見せてくれた彼ら。最後はDISH//として武道館へ立ちたいという熱い想いを口にし、支えてくれるファンへ感謝の気持ちを述べ、『I Can Hear』を披露し第1部のライブは終了した。武道館と言う夢が現実にまた一歩近づいた公演であった。