――このDVDの最後の大セッションでも演奏されてる『レジスターの歌』も見どころだと思うんですけど、これはみなさんで作ったんですよね。

優:ある日突然事務所から「おまえらレジスターレコーズのテーマ作れ」って言われて……。それで作ったんですよね。

――歌詞もすごいですよね。こちらはどなたが考えたんですか?

宗弥:3人で必死こいて考えましたね。

優:辛かったよね。

宗弥:辛かったです。
 

『このDVDを見ると笑顔になれるのでは』とミズキさん
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――「Blu-BiLLioNは人が多い」とかそのまんまじゃないですか。

宗弥:そのままですね(笑)。

優:このセッション、ぶっちゃけめっちゃ下手じゃん。これをパッケージ出来るのはある意味俺らの強みだよね(苦笑)。

宗弥:これも見どころですよね。下手ギター会的に言えば。

ミズキ:まあとにかく何にせよ楽しそうですよね。オレたちも楽しそうだし、見てたら自然と笑顔になれるんじゃないかな。

 

――今回の『治外法権』ツアーでもある意味名物であるセッションをやると思うんですけど、今回はどういったものを考えているのでしょうか?

優:最初ほどの新鮮味がなくなってきたよね(笑)。

一同:!?

優:あ、今のはすっげー悪い言い方ですね。何度もやってると、もう全員一度はやったことあるセッションみたいな感じになっちゃうんで(笑)。更にそっからどう面白くしていくかを考えないといけないなってところですね。

――たとえば、セッションしやすい人や、そうでない人とかはいますか?

宗弥:フレーズって結構人によって違うんですよね。特にドラムとか。曲終わりにドラムで「タカトン、ジャーン」ってやる人と「タカトン、トン……ジャーン」ってやる人がいて、リズムが違うと「あれ、どっちだったっけ!?」っていうのがあって。いつもの雰囲気で行っちゃうと「タカトン、トン」の人だとトンの段階でジャーンっていって「あっ……ジャーン!」みたいになっちゃうんで(笑)。

だからそういう自分の当たり前が当たり前じゃないっていう時もありますよね。
やっぱりみんな最低限のスキルはあるから演奏上でどうっていうのはあんまりないですけど音量とかそういうクセみたいなのはやっぱありますね(笑)。

優:あとBlu-BiLLioNはやたら高い機材使ってるね。

一同:(爆笑)
 

いじられキャラの宗弥さん
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宗弥:そんなことないっすよ!(笑)

優:鼻につくなって思ってて。(笑)

ミズキ:ドヤ感満載でくるね(笑)。

優:金にモノ言わせてね、何とかしようとしてるんで(笑)。良くないなと思ってるんです。

宗弥:ちょっと何言ってるの? そんな事ないから。(笑)

ミズキ:あと、DOGはそれぞれの個性がナンボみたいなバンドだから、他のメンバー誰にも負けねぇぞっていうそれぞれがバンド内一番になってやるみたいな感じでライブをやってるんで、セッションやると逆にすごい落ち着くっていう。みんな優しい(笑)。
 

優:逆にまとまりやすい、みたいな(笑)。BugLugは全員が前に全速力みたいな感じのやり方ですね。同じ方向に全員で走っていくみたいな。

宗弥:ウチは、他の2バンドと違ってまとまりがあるというか、楽器隊はわりと一枚岩みたいなところがあるんで。他のバンドとやると、もっとロックなアプローチにしたくなるとかありますし。「全然違うんだなあ」と思うことはありますよ。