オリジナルで考案してくれたぴあの「P」マークを掲げる5人。撮影:玉越信裕拡大画像表示

7月10日は「ぴあ」の創刊記念日。今年で41周年となるこの日、創業記念イベントが行われ、ヒップホップアイドルユニットとして注目を集めるlyrical schoolがステージに登場してくれました。もちろん「ぴあ」スタッフ限定のクローズドイベント。そんなレアなライブの模様と、終演後のインタビューをお届けします!

まずはその前にlyrical schoolを知らない方へ、彼女たちについて簡単に紹介しておきましょう。

'10年夏、『NEWTRAL』という美大生を中心としたアイドルプロデュースプロジェクトによって、フリーペーパーやイベント、WEBサイトなどでメンバー募集がスタート。ユニット名はtengal6と発表され、現在も在籍する4人を含む6人のメンバーが公開オーディションで決定しました。この始まりは大学生によって創刊された「ぴあ」とも似ていると言えるでしょう。

その後、数々のライブ活動を経て、ヒップホップアイドルというレアな存在として注目を集め、'12年にはタワーレコードのアイドル専門レーベル、T-Palette Recordsの1周年記念ライブにゲスト出演。同レーベルへの参加と、lyrical schoolにユニット名の変更が発表されました。

T-Palette Recordsからは、これまでに3枚のシングルをリリース。いずれの楽曲も彼女たちとほぼ同年代のトラックメーカー、tofubeatsが手がけています。5月に発売された最新シングル『PARADE』のカップリング曲に、元レーベルメイトでもあるLinQの深瀬智聖が参加したことも、アイドルシーン界わいでは話題になりました。

今年1月にはメンバーのmarikoが卒業。3月には、前年から募集されていたオーディションを勝ち抜いた新メンバーとして、hinaが加入しました。

6月には初代リーダーのerikaが卒業。先日、新メンバーオーディションも行われ、そのお披露目タイミングも気になるところ。指定された場所に集まった応募者全員を先着順に審査するという形で行われたこのオーディションによって、果たしてどんなメンバーが加わるのか、lyrical schoolのパフォーマンスにどんな新しい色を添えてくれるのか。今後の展開から目が離せない存在です。
 

ぴあのステージにlyrical schoolgが登場!

そんな彼女たちのことを注目していたという社員のプレゼンの後、5人がステージに登場! 自己紹介の後の「lyrical schoolを観るの、初めてじゃないよという方いらっしゃいますか~?」という声に、手を挙げる人もちらほら。「初めての方もいい機会だと思います。是非、一緒に盛り上がってください!」と言って、歌い始めたのは『PARADE』。

 
 
 

彼女たちのファンが集まったライブとも、他のアーティストのファンもいる対バン系のイベントとも、また違った空気に戸惑いもなくはなかったはず。それでも、そんな素振りを感じさせることのないパフォーマンスを展開してくれました。初観覧だったはずの人たちも、かすかに体を揺らし始めて聴き入ります。