――自分の興味やミッションに合う勉強法が見つかったというのは、今後に向けて大きな足掛かりになりますね!

これまで台湾や大陸には何度も行きましたけど、今回のような経験は初めてでした。現地の握手会でどうやってあいさつしようとか、中国語スピーチをどう乗り切ろうとか、その時々の課題のために頑張ってきたことはありました。それももちろん全力でやってきたんですけど、ほかの人のインタビューやオフの時間を使ってまで「この機会に学べるだけ学んでやろう!」なんて気持ちで臨んだことって、なかなかなかったんですよね。

――やっぱり総選挙の宣言を機に“やる気スイッチ”が入った、ということでしょうか。

SNH48が、あらためて自分の事になったというか。常にアンテナを張って、SNH48に置き換えて考えてみることができるようになりました。中島監督のお話もラミレス選手のお話も、これまでだったら「へぇ、そうなんだー」ってスーッと聞き流していたかもしれません。でも最近は頭のどこかにいつもSNH48のことがあるから「アッ、これ使える!」って思ったり、モヤモヤしている自分に踏ん切りをつけたからこそ「自分を100%で生きるってこういうことか!」って感じられたり。

留学を決めておよそ1年の間いろんなことがあって、SNH48や中国への想いが一瞬冷めてしまいそうなことも正直ありました。でも、いまならもっと勉強できそうな気がする。ほんと、こんなに自分が学べるって思ってなかったから(笑)

――まさに収穫の台湾、でしたね。

メッチャ、勉強になりました!

――『たまッチ』も、放映が待ち遠しいですね。

はい!とーっても楽しくって笑いっぱなしのロケでしたし、野球を中心に台湾のワクワクドキドキ感をお伝えできる番組になっていると思うので、ぜひご覧ください!インタビューで少~しだけ聴き取れた中国語に (*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン と得意そうに頷く佐江も、ひょっとしたら映るかもしれません(笑)

――では台湾で蓄えたエネルギーも存分に発揮しつつ、次回もよろしくお願いしますね!

こちらこそ、どうぞよろしくお願い申し上げます。来週の「ミラチャイ」もお楽しみに! 谢谢大家!(皆さん、ありがとう!) 

『World Baseballエンタテイメントたまッチ!ニッポンの聖地をぶら~り旅』
 

 

【今回のまとめ】
中国入門ポイント
☆中国はメンツを重んじる文化とされ、人前で怒られることを「メンツをつぶされた」といって非常に嫌う傾向にあります。指導する立場にある場合は相手のメンツをつぶさず、逆に立てるようにして行うことが、より良い関係を築くうえでは大切です。佐江ちゃんにならって指導経験者や、通訳に教えを請うのもよいでしょう。

また中華圏ではバラエティーに限らずアニメやドラマ等、日本のテレビ番組が多く中国語字幕付きで放映されています。中国語の勉強になるのみならず、日本語と中国語のニュアンスの違いや文化的差異まで学べる貴重な教材なので、積極的に活用したいものです。

今回のフレーズ&単語
鼎泰丰【Dǐngtàifēng】:台湾・台北に本店を構えるレストラン「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。特に小籠包(しょうろんぽう)が有名で、米ニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」にも選ばれている。日本や大陸ほか世界各地に店舗がある。
面子【miànzi】:メンツ
【yĕ】:○○も ※「○○も××も」といった用例のほか「たとえ○○でも」や「どんなに××しても」等、副詞としてさまざまな場面で使われる。
知道【zhīdao】:知っている/分かる ※不知道で「知らない/分からない」の意。


*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。

撮影:増田慶 スタイリング:梶原浩敬(Stie-lo) ヘア&メイク:長谷川喜十郎(JULLY)

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

バックナンバー