山中さくら役を演じる長濱ねる (C)NHK

 NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、五島列島に住む若者・山中さくら役を演じる、長濱ねるからコメントが届いた。

 本作は、福原遥演じるヒロイン・岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。

 さくらは、舞の祖母・祥子(高畑淳子)が作ったジャムを売る店員で、遠距離恋愛している彼と喫茶店を開くのが夢という役どころ。

 長濱は、これが“朝ドラ”初出演。「朝ドラにいつか出演したいと思い続けていて、夢がかなったばかりか、私の故郷である五島列島が舞台で本当に幸せです。初出演なので緊張していましたが、なじみのある場所でリラックスして臨むことができて、五島に助けてもらったような気がしました」と心境を語った。

 演じるさくらについては、「いるだけで周りが明るくなるようなポジティブな女の子。恋人が帰ってくるか分からない中、待ち続けながら島を盛り上げていきます。でも意識的にポジティブでいるような気がします」と話した。

 また、「五島は人の移り変わりが早くて、出会いと別れがとても多いんです。五島からどんどん人が少なくなり、島に残る人もどんどん年をとっていく。そんな中でさくらは自分が率先して“島を元気に明るくするぞ”と思っているんじゃないかな」と語った。

 「監督が、五島は“再生と癒やしの島”とお話しされていて、本当にその通りだと感じています。私も上京してからも、節目節目で島に帰り、その都度元気をもらいました」と話した。

 さくらと舞の関係については、「親戚というわけでもないですし、同級生でもないんですけど、それでもずっと一緒に楽しく過ごしていて、それが島らしい関係だなと思います。島全体が家族のようで、困っていたら手を差し伸べるし、自分が困っていたら誰かに助けてもらうということが当たり前なんです」と説明。

 続けて、「さくらは大ざっぱな性格ですが、舞ちゃんの手をずんずん引っ張って、舞ちゃんの心をこじ開けてどんどん元気にさせていく。さくらも私自身も、そんな島のような存在でありたいと思っています」と語った。