「ふたつの文化が出会う場所に興味がある」。トミー・リー・ジョーンズが語る

2013.7.22 13:10配信
『終戦のエンペラー』に出演したトミー・リー・ジョーンズ

トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥を演じる歴史サスペンス映画『終戦のエンペラー』が27日(土)から公開される前にジョーンズがインタビューに応じ、本作と日本に対する想いを語った。

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本作の舞台は太平洋戦争が終結し、米軍が日本占領のために上陸した1945年。マッカーサーは部下のボナー・フェラーズに“この戦争の真の意味での責任者は、いったい誰なのか”について調査するよう極秘指令をくだす。日本を独自に研究し、日本を救いたいと願うフェラーズは、戦争の真実を求めて奔走する。

ダグラス・マッカーサーは連合国の最高司令官として1951年に解任されるまで日本の占領を指揮した人物で、その指令や決定は今も賛否両論あるが、現在の日本のあり方に多大な影響を与えた人物だ。「トレードマークの帽子、サングラス、それからコーンパイプさえあれば、彼になれる。別に特別なことは何もしてない」とジョーンズは謙遜するが、実際は撮影前には入念なリサーチを行ったという。「彼の人生について詳しく読み始めたんだ。今の僕たちの人生にとって、彼がどれほど重要な人物だったかに気づかなかったんだ。もしあの時、違う決断を下していたらと想像してごらんよ。そうすると日本の社会が崩壊し、完全に混沌となり、アメリカが統治することが不可能な状況になっただろうと想像せざるを得ない」。

マッカーサーは占領を指揮しながら、日本に興味を抱き、“両国の未来”をデザインした人物だ。そしてジョーンズも、アメリカで活躍する俳優でありながら、日本に愛着を抱いている。彼は「日本文化や日本の人々には多くの美しいものがあるよ。僕はふたつの国が出会うところにすごく興味を持っている。アメリカは、日本文化に素晴らしい影響を与えてきた。そして、日本はアメリカ文化に素晴らしい影響を与えてきた。僕はふたつの文化が出会うところに興味を持っている」と言い、「“東は東、西は西。両者は決して相容れない”と書いたラドヤード・キプリング(※注)という詩人がいた。彼はとんでもなく間違っていた。僕は、東と西が出会うところに興味を持っている」と述べる。

それだけにジョーンズは本作に強い思い入れがあるようで「日本やアメリカだけでなく、大勢の人にこの作品を観てもらいたいと思っている。経済的、政治的、そして文化的に深い関係にある日米関係は、より良い未来を求めるうえで非常に重要であるに違いないからね」と語った。

(※注)ラドヤード・キプリングは19世紀末から20世紀初頭に活躍した英国人作家・詩人で『ジャングル・ブック』の作者としても知られている。インタビュー中にジョーンズが言及したフレーズは彼の詩『東と西のバラッド』の中の一節。

『終戦のエンペラー』
7月27日(土)公開

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