コミコンでの『アメイジング・スパイダーマン2』のパネルの模様

アメリカ最大のポップ・カルチャーの祭典サンディエゴ・コミコン(SDCC)が今年も多くのファンを集め大いに盛り上がった。SDCCの中でも、ホールHと呼ばれる大ホール(6500人ほど収容)で、映画会社がファンやマスコミを集め大発表を行うパネルは、ビッグ・ニュースがここから発信されるため注目度大! 19、20日に行われたホールHの様子をレポートする。

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スパイダーマンが帰ってきた! 19日の目玉は『アメイジング・スパイダーマン2』のパネル。会場近くのホテルには巨大な広告も描かれ、ファンの気分もあがる。2年前に1作目の発表もここで行われたが、そのときは アンドリュー・ガーフィールドが、スパイダーマンのコスプレをして客席に隠れていて、そこから登壇するという演出が話題に。今回も、最初のゲスト登壇の場に、アンドリューがおらず、やきもきしていると突如ビデオが流れ、スパイダーマンがホールHに駆けつける様がユーモラスに描かれていた。そのビデオ終了と同時に、スパイダーマンが登壇し、会見に臨む形となった。続いて、この日の会見はエマ・ストーンの欠席が知らされ、彼女のビデオ・メッセージが上映。と思ったら、いきなりビデオが電気系統の故障で乱れだし、実はそれが、今度の敵怪人エレクトロの仕業という流れになり、ここでエレクトロ役のジェイミー・フォックスが登場! その後、世界初公開となる本作の特別映像が上映された。そしていつのまにかスパイダーマンが消え、会見席にはアンドリュー・ガーフィールドが。

この凝った演出と映像内容のすばらしさに会場は大興奮! 映像の内容から、今度のスパイダーマンは、のっけからパトカーの天井にのって、トラックを暴走させるギャングをくい止めたりと、よりアクション色が強いことと、敵となるエレクトロがいかに生まれるのか(=意外な方法で電気の力を得る!)、その怖さと攻撃能力のすごさを描いた内容となっていた。新ハリー・オズボーン役のデイン・デハーンも登場。ファンからの質問に「アベンジャーズもいいね」とアンドリューが応え、会場も拍手! スパイダーマンとの2年ぶりの登場は、歓迎をもって迎えられた。

『アメイジング・スパイダーマン2』
2014年公開

取材・文・写真:杉山すぴ豊