(左から)ジェニファー・ローレンス、マイケル・ファスベンダー

アメリカ最大のポップ・カルチャーの祭典サンディエゴ・コミコン(SDCC)。20日のホールHでのパネル(映画会社からのプレゼンテーションの場)で、話題をさらったひとりが、人気若手女優ジェニファー・ローレンス。大ヒット作となった『ハンガー・ゲーム』の続編『キャッチング・ファイア(原題)』と、妖艶に変身し、ミュータントのミスティークを演じる『X-MEN:デイズ・オブ・ザ・フューチャーパスト』の発表が行われ、この日2回登場! 2回ともファンの暑い声援を浴びた。

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『ハンガー・ゲーム:キャッチング・ファイア(原題)』は、主要キャストがそろって登壇し、仲のいい雰囲気で進行。新しい予告編もお披露目され、前作以上にスケールやアクションのスリルが上がっていた。Q&Aでは、十代の女子たちからの質問が相次ぎ、この映画とジェニファーが、アメリカで十代の支持を集めていることが新ためてわかった。

『X-MEN:デイズ・オブ・ザ・フューチャーパスト』は、新旧X-MENが時空を越えて集まり、さらなる脅威と戦う、という物語で、その設定どうり、監督のブライアン・シンガーとウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンを中心に、この映画に登場する新旧X-MENに加え新キャラを演じるキャストが登壇するという、圧倒的なステージとなった。特にファンは、先の『X-MEN』シリーズと『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の新旧プロフェッサーXとマグニートーの共演に大興奮。ファンから、それぞれ自分が演じてみたい他のX-MENキャラは誰ですか? という質問に対し、ストーム役で登場のハル・ベリーは、ミスティークと答え、逆にローレンスがストームかな、とかえす一幕も。なおこの日は、ジャックマン単体出演の『ウルヴァリン:SAMURAI』のパネルも行われた。ジャックマンは、この2つの新しい映画で、通算7度めのウルヴァリン役」。『ウルヴァリン:SAMURAI』のジェームズマン・ゴールド監督から「007に匹敵するね」と賞賛されていた。

『ウルヴァリン:SAMURAI』
9月13日(金)TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー

『ハンガー・ゲーム:キャッチング・ファイア(原題)』
12月公開

取材・文・写真:杉山すぴ豊