撮影・小林裕和

――これからライブを重ねるとさらに変化しそうですね。ところで、Ryujiさんは俳優として、テレビ東京系の深夜ドラマ『御茶ノ水ロック』で主人公の片山始役を務めています。

このドラマは劇中で俳優が吹き替えではなく、生演奏をするというところも見どころのひとつとなっています。劇中バンド、ダイダラボッチのボーカリスト・片山始として歌うのは、また違う感覚なのでしょうか?

Ryuji:違いますね。バンドで演奏する、生で歌うということは変わらないんですけど、キャラクターにのっとった歌い方を意識して、「片山始だったらどう歌うか?」と考えているので、歌い方のニュアンスは変えています。始はまっすぐなキャラクターなんで、ビブラートやしゃくりは入れないように、ストレートな歌い方をしています。

――The Brow Beatのツアーには鳴風(G)、CHIROLYN(B)、かどしゅんたろう(Dr)といった実力派ミュージシャンが参加されていますし、プロデューサーのHAKUEIもゲストボーカルでステージに立っているとのことですが。

Ryuji:音楽業界で圧倒的に先輩の方たち、大ベテランの方たちと一緒にやらせてもらえるということで、最初はとても緊張しました。だけど、皆さんすごく良い人で、めちゃめちゃ面倒見てもらってます。HAKUEIさんとは週に4回くらい一緒にご飯食べてますね。連れて行っていただいていて(笑)。

――週の半分以上じゃないですか。

Ryuji:そうなんですよ(笑)。昨日も一緒にご飯食べてましたし、ツアー中は毎公演終わった後、メンバーとスタッフさんで軽いご飯に行くんですが、いろいろ教えてくれたり。皆さんすごい気さくな方でなんでもしゃべってくれるし、メンタル的に助けてもらってます。大人の中にガキンチョがひとり、みたいな感じなんですけど(笑)。

撮影・小林裕和

――ルーツというか、憧れのロックミュージシャンはいますか?

Ryuji:たくさんいますね。hideさんやHAKUEIさんも憧れだし、本格的にヴィジュアル系に興味をもったきっかけは、the GazettEからなんです。

――ステージなどで影響を受けていると思いますか。

Ryuji:the GazettEのライブも観に行ったことあるし、ライブDVDも持っている量が多いので、影響は受けてるかもしれませんね。

――他に好きなロックミュージシャンはいますか?

Ryuji:激しめのバンド、たとえばTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTや、THE MODS、ほかにはJUN SKY WALKER(S)も好きです。

――本当に年代問わずバンドサウンドを聴いて育ったと。

Ryuji:そうですね。演歌以外は聴くという感じなんです。洋楽もひと通り聴きましたけど、LINKIN PARK、FALL OUT BOY、SUM 41とか、激アツのロックが好きですね。