4月1日付けで代表執行役社長兼CEOに就任する吉田憲一郎氏

ソニーは2月2日、社長交代を発表。4月1日付で吉田憲一郎氏が代表執行役副社長兼CFOから代表執行役社長兼CEOに、平井一夫氏が代表執行役社長兼CEOから代表権のない会長に就任する。

今回の人事は平井社長から指名委員会に提案し、2月2日の取締役会で決議された。2012年4月以来、6年間に渡り社長を務めた平井氏は「第2次中期経営計画の最終年度となる今年度において、目標として掲げた経営数値を上回る業績を見通せるまでになったこと、そして多くの方に元気なソニーが戻ってきたという感触を抱いて頂けるようになったことを大変嬉しく感じています。新しい中期経営計画がはじまるこのタイミングで、新しい経営体制にバトンタッチすることが今後のソニーにとって、また私自身の人生においても、適切であると考え、社長 兼 CEOからの退任を決断しました」とコメント。

後任の吉田憲一郎氏は1983年にソニーに入社。ソニーコミュニケーションネットワーク(現在のソネット)で社長を務めた後、2013年に執行役EVP CSO兼デピュティCFOとしてソニー本体に復帰。15年に現在の代表執行役副社長兼CFOに就任し、テレビ事業の分社化やPCブランド「VAIO」の売却など、直近の構造改革を主導した。