日本公式ファンクラブ発足、8月に来日イベントを行うヨ・ジング (C)IMX 日本公式ファンクラブ発足、8月に来日イベントを行うヨ・ジング (C)IMX

韓国映画『サッド・ムービー』(クォン・ジョングァン監督、2006年日本公開)に、がんを患った母親と別れの準備をしていく演技で多くの人々の心を震わせた子どもが登場した。同作で俳優デビューした、当時8歳の俳優ヨ・ジングだ。その後、多数の映画やドラマを通じて演技力を発揮し、昨年はドラマ『太陽を抱く月』で女性の心をくすぐる俳優として韓国で注目を集めた。そんなヨ・ジングが、日本で公式ファンクラブをオープンした。8月上旬には初めてのファンイベントを開催するという。来日を控えるヨ・ジングに話しを訊いた。

ヨ・ジングの公演チケット情報

日本は9歳の頃に一度訪れて以来、公式的な来日は初めてだそうで「ずいぶん昔のことなのであまり覚えていないんですが、お台場のレインボーブリッジがとても印象的でした」となつかしそうに目を細めるヨ・ジング。今回は「行きたいところもありますが、何より、ファンミーティングが一番楽しみです! どうなるのか……(笑)」と日本のファンとの出会いが待ちきれない様子だ。イベント以外では「時間があれば、富士山にも行ってみたいです(笑)。できるだけ、食べられるだけいろんな料理も食べてみたい。まずは、寿司とトンカツ! あと、カレーも有名ですよね。全部食べるつもりです!(笑)」。伸び盛りの少年らしい微笑ましい答えではないか!

日本での人気は実感がないようで、「まだ日本に行っていないのでわかりません。少し不安です(笑)。でも、日本に行ったら一生懸命やりたいです。たまに日本のファンの方から手紙をいただくのですが、それを読むと『あぁ、日本にも応援してくださる方がいるんだな』と思います。『いつかファンミーティングができる日が来るのかな』とも考えました。とても感謝しています」。

日本のファンとの印象的なエピソードについては、「初めてファンレターをいただいた時は、すごく驚きました。一生懸命韓国語で書いて送ってくださったんです。そんな真心が印象的で、なんか……心が温かくなるような、感謝の気持ちでいっぱいになりました。手紙の中で、その方が『日本にも必ず一度は来てください』とおっしゃっていたので、この機会を通じてお会いできたらいいな」と、白い歯をこぼした。

日本でも公式ファンクラブが発足。ファンと一緒にやってみたいイベントを聞いてみると、「誕生日パーティー!」と元気に返ってきた。「なんか、新しい気がします。韓国ではファンと一緒に一度やったことがあるんですが、楽しかったし感動的でした。日本のファンの皆さんとも誕生日パーティーを一緒にできたら、とても新鮮な気持ちになると思います」。彼の誕生日を、日本のファンも一緒にお祝い出来る日が来ることを期待してもよさそうだ。

「ヨ・ジング JAPAN Firstファンミーティング」は8月9日(金)に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて。チケットは発売中。

取材・文:ホ・スンホ(TANO International)