成海璃子 成海璃子

森田剛が主演する舞台『いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W・シェイクスピア〈リチャード三世〉より』の製作発表が7月23日、都内で行われ、森田をはじめ、成海璃子、生瀬勝久ら出演陣、演出のいのうえひでのり他が会見に登場した。

舞台『鉈切り丸』チケット情報

シェイクスピアの『リチャード三世』を源平合戦の時代に置き換え、天下を取ろうと悪事の限りを尽くす“鉈切り丸”こと源範頼の生きざまを描く舞台。2008年上演の、いのうえ歌舞伎☆號『IZO』以来約5年ぶりに、主演・森田剛、演出・いのうえひでのり、脚本・青木豪がタッグを組む。

タイトルロールを演じる森田は「『IZO』でご一緒した時は120%フルパワーでやって、声をつぶしたり、ご迷惑をおかけしてしまったことも。でも、今回もあまりコントロールせずに全力で挑みたい」と意欲十分。演出のいのうえは「主人公は極悪人なんですけど、悲しい存在でもあり、妙な愛嬌もある複雑なキャラクター。今の森田君ならそんな陰影を表現できると思った」とキャスティングに自信をのぞかせた。

一方、成海は今回が初舞台。範頼に夫・木曾義仲を殺され復讐を決意する巴御前を演じる。 「初めてで想像もつかないですが、そこは楽しんで。知らないということを強みにして精一杯頑張りたい」と意気込みを話した。そんな成海に同じくいのうえ作品で初舞台を踏んだ森田が「大河ドラマ『平清盛』で兄妹役だった。その時の印象はナチュラルで自然体の女優さんだと思った。緊張する様子もなく落ち着いていらっしゃったので、今回も大丈夫だと思います」とエールを贈ると、成海とはドラマ『トリック』で共演したという生瀬(源頼朝 役)は「成海さんは仲間由紀恵さんの子どもの時の役だったんです。仲間さんは僕が育てたようなものなので、その娘役の成海さんも僕の背中を見ていれば。でも僕は絶対、人に背中を見せないですけどね」と会場の笑いを誘っていた。

会見にはほかに、脚本の青木豪をはじめ、キャストの秋山菜津子、渡辺いっけい、千葉哲也、山内圭哉、木村了、須賀健太、宮地雅子、麻実れい、若村麻由美が出席した。

公演は10月12日(土)から26日(土)まで大阪・オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)、11月8日(金)から30日(土)まで東京・東急シアターオーブにて。チケットの一般発売は8月3日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは東京公演のインターネット先行先着プリセールを8月1日(木)午後6時まで、大坂公演のインターネット先行抽選プレリザーブを7月30日(火)午前11時までそれぞれ受付中。

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