福山雅治

歌手で俳優の福山雅治が主演する『真夏の方程式』の大ヒット御礼舞台あいさつが25日、東京・有楽町のTOHOシネマズ 日劇で行われ、福山をはじめ、吉高由里子、山崎光(子役)、西谷弘監督が出席した。6月29日に415スクリーンで封切られ、7月24日付け(公開26日間)で観客動員は200万人を突破。福山は主人公・湯川学の決め台詞をもじり「実にありがとう」とファンに感謝を述べた。

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本作をもって“ガリレオ・プロジェクト”はいったん幕を閉じるとあって「苦労も多いが、やっていて楽しいプロジェクト。今は若干さみしいなという思いもありますが、これで一区切りなんだなと実感している」としみじみ。それでも「物理学者という役柄を通して、その時代の問題を切り取ることができるので、表現の可能性は広がったと思う。あとは東野先生(原作の東野圭吾)よろしくお願いします」とさらなるシリーズ化に期待を寄せていた。

東野圭吾氏原作の“ガリレオシリーズ”を、TVドラマ、映画『容疑者Xの献身』に続いて福山主演で映画化。周囲から変人扱いされる天才物理学者の湯川学が、“手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦で起こった殺人事件の真相と背後に隠されたドラマを暴き出す。

福山はプロモーションとして、日本全国はもとより、香港と台湾にも足を伸ばし、精力的に本作をアピール。総移動距離は1万2000キロに及び「地球1/4周分? 次は地球1周したい」(福山)。各地で熱狂的に迎えられ「驚いた、と言うと失礼かもしれないが、本当に認知されていた」と海外でのヒットにも手応え十分。西谷監督は「湯川学というキャラクターには、まだまだ旅をさせたい。ジェームズ・ボンドばりに世界で活躍するのもいいかも」と“海外進出”の構想を語っていた。

『真夏の方程式』
公開中

取材・文・写真:内田 涼