日々のストレスにも違いが!女性の快適な暮らしを阻害する家族の存在!

快適な暮らしのイメージは、男女間で大きなギャップがありますが、その原因は快適な暮らしを阻害するストレスにあるようです。夫は、妻は、何をストレスだと思っているのでしょうか。

あなたにとって「日々の暮らしのストレス」とは、どのようなものがありますか?

日々の暮らしのストレスについて男女それぞれに聞いた結果は以下の通りです。

【男性】 上位から表示

  • 25-34歳 :仕事・子供・家事
  • 35-44歳 :仕事・人間関係・子供
  • 45-54歳 :仕事・お金・家族・騒音
  • 55-64歳 :仕事・トラブル・人間関係
  • 65-74歳 :健康・お金・人間関係

【女性】 上位から表示

  • 25-34歳 :子供・家事・夫
  • 35-44歳 :子供・時間・家事
  • 45-54歳 :夫・仕事・人間関係
  • 55-64歳 :夫・家事・仕事
  • 65-74歳 :夫・家事・健康・時間

注目するべきところは、男性が「仕事」や「お金」に対しストレスを感じているのに対し、女性は「家事」や「家族(夫や子供)」にストレスを感じているところから、これまた大きなギャップがあるというところです。

20代~50代の働き盛りの男性は家族を養う責任から、お金がなく仕事がうまくいかないことがストレスであり、そのストレスが快適な生活を阻害していると言えます。

それに対し女性は、子育て世代である20代~40代のストレスが「子ども」の存在であり、45歳以降のストレスが「夫」の存在であることから、自分の思い通りにならない家族の世話がストレスのようです。

女性が考える快適な暮らしのイメージが「家」であり、女性は「家の居心地」を求めているにも関わらず、家に居る子どもや夫がストレスとなれば、そのストレスが快適な生活を阻害していると言えるのかもしれません。

夫は仕事で疲れ、帰ってくれば家では何もせずダラダラ。子どもは遊んだら遊びっぱなしで片付けない。そんな状態に女性は日々イライラし、ストレスを溜め込んでいるようです。

楽しい暮らしのイメージに男女間のギャップはない!

快適な暮らしのイメージ、ストレスにおいて男女間に大きなギャップがありましたが、「楽しい暮らしのイメージ」にギャップはないのでしょうか。調査は以下の通りです。

あなたにとって「楽しい暮らし」とは、どのようなイメージがありますか?

【男性】 上位から表示

  • 25-34歳 :笑い・絶える(否)・家族
  • 35-44歳 :家族・笑い・絶える(否)
  • 45-54歳 :家族・笑い・絶える(否)
  • 55-64歳 :家族・笑い・趣味
  • 65-74歳 :家族・趣味・笑い

【女性】 上位から表示

  • 25-34歳 :笑い・家族・毎日
  • 35-44歳 :笑い・家族・絶える(否)
  • 45-54歳 :笑い・家族・楽しい
  • 55-64歳 :家族・笑い・趣味
  • 65-74歳 :家族・趣味・笑い

楽しい暮らしのイメージについては男女共に「笑い」や「家族」と共通したキーワードが出ていることから、家族の関係性が良く、笑いの絶えない環境を「楽しい」と感じるようです。

男女間で快適な暮らしのイメージやストレスに違いはあるものの、楽しい暮らしのイメージは共通することから、お互いが抱えるストレスを少しでも解消し、楽しい生活が実現するよう、家事や育児、仕事において家庭内でうまく分担したいものです。

夫がお金に対するストレスを感じているなら妻も働き、妻が家庭にストレスを感じているなら夫も積極的に家事や育児に参加する。そういった分担が、楽しく快適な暮らしの実現につながるのかもしれません。

子育て世帯が、日々笑顔の絶えない楽しい生活ができるよう、心よりお祈りいたしております。

<参照>LIXIL「暮らしに対するイメージ調査

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。