「ぴあ」調査による7月26日、27日に公開された映画・満足度ランキングは、少年ジャンプで人気連載中のグルメバトル漫画を映画化した『劇場版トリコ 美食神の超食宝〈スペシャルメニュー〉』がトップに輝いた。2位にフランスの異端児と呼ばれたセルジュ・ゲンスブールに迫る記録映画『ノーコメント by ゲンスブール』が、3位にトミー・リー・ジョーンズがマッカーサー元帥を演じた歴史サスペンス映画『終戦のエンペラー』が入った。
1位の『劇場版トリコ』は、原作でも未だ謎に包まれた美食神・アカシアのフルコースの裏に隠された“スペシャルメニュー”の正体を求めて、トリコたちが大冒険を繰り広げる映画版第2弾。出口調査では「美味しい物をみんなで分け合うことがとても大事なんだなと思った」(7歳)、「トリコがカッコよくて、変身するところがよかった」(6歳)、「原作のストーリーや世界観に忠実でよかった。ゼブラの登場シーンはカッコイイ」(30歳)、「トリコなのに、意外とキレイなラブストーリーがあって大満足」(26歳)、「予想以上に手に汗握るバトルがあって楽しかった」(26歳)など、子どもから若者を中心に人気を集めた。
2位の『ノーコメント…』は、ゲンスブールがテレビやラジオなどで自身について語った録音テープを基に構成されたドキュメンタリー。アンケート調査では「ハチャメチャ過ぎるゲンズブールの魅力がよくわかる内容になっていた」「悩みながら生きていく姿に魅力を感じた。マルチな才能を開花させたゲンズブールのことをもっと知りたくなった」「彼の才能の奥深さと人間味が十分に伝わってくる。知性があるからこそ彼は人を多面的に観察する。そこに魅力を感じた」など、特に女性から好評だった。
(本ランキングは、7月26日(金)、27日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)