80年代から90年代にかけてエディ・マーフィ主演で大ヒットした『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズを復活させる企画が立ち上がっている。マーフィは、再びアクセル・フォーリー役を演じることに意欲を燃やしているようだ。

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1作目が公開されたのは1984年。デトロイト出身の刑事フォーリーのキャラクターは、マーフィに合わせて生み出された。3作合わせた世界での興行収入は7億5000万ドル。当時マーフィはハリウッドで最もパワフルなスターだった。

最近、『ビバリーヒルズ・コップ』をCBSでテレビシリーズとして復活させる企画が生まれ、第1話が撮影されたが、放映には至らなかった。理由はわかっていない。テレビ版ではブランドン・T・ジャクソン演じるアクセルの息子が主人公だった。マーフィはプロデューサーを務めたほか、アクセル役でも出演。その演技を見て、スタジオはあの役にまだまだ魅力があると判断したらしい。

マーフィの主演作は、近年、連続して失敗している。最近作『A Thousand Words』は、世界での興行収入がわずか2000万ドル。2009年の『Imagine That』も2200万ドルだった。もう20年も演じていない人気キャラクターで、果たして勢いを盛り返せるか、注目されるところだ。

文:猿渡由紀

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