「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」オープニング・ファンファーレ ミューザ川崎シンフォニーホール提供 「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」オープニング・ファンファーレ ミューザ川崎シンフォニーホール提供

首都圏のプロオーケストラがミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川県川崎市)に集結する真夏のオーケストラの祭典「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」が、7月28日(日)に開幕を迎えた。

「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」の公演情報

ミューザ川崎開館翌年の2005年に始まった夏の音楽祭「フェスタ サマーミューザKAWASAKI」。ほとんどの公演のチケットが2000円から3000円と手頃な価格で楽しめるのが人気のポイントだ。また、気軽に楽しめる約70分の短時間コンサートや、夜8時や平日昼の開演のコンサートなど、多様なライフスタイルに合わせられるほか、公開リハーサルや出演アーティストらによるトークも行われ、ビギナーからコアファンまで楽しめるコンセプトも好評を博している。

音楽祭の目玉は、今年も首都圏で活躍する9つのプロオーケストラの競演。それぞれ自信のプログラムを携えた熱い演奏が、2週間にわたって繰り広げられる。様々なオーケストラの演奏を、ひとつのコンサートホールで短期間に、しかも手頃な価格で聴き比べられる機会は滅多にないだけに、オーケストラファンには堪らない。その他、家族連れで楽しめる人気企画「こどもフェスタ」や、ピアノ、パイプオルガン、ジャズのコンサートなど、年々ラインナップもバラエティ豊かになっている。

7月28日(日)の音楽祭初日の11時からは、ホールエントランス前「歓喜の広場」で恒例のオープニングファンファーレ。演奏はもちろん川崎市のフランチャイズ・オーケストラ、東京交響楽団のブラスセクションメンバー。音楽監督ユベール・スダーンの指揮で華麗に幕を開けた。

同11時30分からの公開リハーサルは、午前中にも関わらず、会場はすでに多くのファンで賑わいをみせる。そして、いよいよ15時からはユベール・スダーン指揮、東京交響楽団による待望のオープニング・コンサート。ノルウェーの作曲家グリーグの名曲を揃えたプログラム。欧州でも高い評価を受けるピアニスト、小菅優をソリストに迎えたピアノ協奏曲、代表作「ペール・ギュント」などが披露された。2011年の東日本大震災による被害を受けたミューザ川崎。今春までの復旧工事期間は、川崎市内の各ホールで代替公演を行ったため、サマーミューザの開催は実に3年ぶり。本拠地での開催を待ちわびたファンから温かく迎えられた。

「フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2013」は、8月11日(日)までミューザ川崎シンフォニーホールで開催。また、川崎市内への出張公演として「サマーミューザ@しんゆり!」が、8月4日(日)に昭和音楽大学 テアトロ ジーリオ ショウワで開催。チケットは発売中(7月30日公演は完売)。