『ローン・レンジャー』のジョニー・デップ(左)(C)2012 Disney and Jerry Bruckheimer, Inc.

ジョニー・デップが、イギリスのテレビ番組に出演し、「演技をやめる日はおそらくそんなに遠くない」と語った。「もっと静かなことをやりたい」というのが理由だ。

『ローン・レンジャー』の公開に向けてイギリスを訪れているデップは、29日、「BBC Breakfast」に出演。「今すぐやめるわけではない」としながらも、近いうちに映画から遠ざかる意向を示した。デップは最近、「Rolling Stones」誌のインタビューでも、本来の自分の言葉より、脚本家が書いたセリフをしゃべっている回数のほうがずっと多いことに気づいたとし、「人間である以上、それは狂ったことだ」とコメントしている。俳優引退後は「もっと静かなことをやりたい」とのことだが、具体的に何をやろうとしているのかはわからない。

一方で、今後1年間のデップのスケジュールはぎっしりだ。この秋には『Mortdecai』、その後にはミュージカル『Into the Woods』を撮影、来年初めには『パイレーツ・オブ・カリビアン5』の撮影が始まる。デップがプロデューサーも兼任する『Mortdecai』には、最近、グウィネス・パルトロウとユアン・マクレガーが出演に同意している。

『ローン・レンジャー』
8月2日(金)公開

文:猿渡由紀