解決策

どうすれば良いのかアドバイスだけに留めましょう。

母親A「それで遊びたいんだね。(子どもの気持ちになる)いきなり取らないで、口で『貸して~』ってお願いしてみようか」

母親B「まだ、遊んでいたいよね。(子どもの気持ちになる)でも、貸してほしいんだって。どうする?」

また友達の遊んでいるものは欲しくなるものです。取ったり取られたり喧嘩して「どうしたら相手とうまくやっていけるか」の交渉力も磨かれます。親がしゃしゃり出ては、これらが育ちません。

喧嘩を通して社会性が付き、「だったら一回遊んだら貸してあげる」などのコミュニケーション力がつきます。一番いいのは放っておくことです。

4. 兄弟ゲンカ

兄弟なのにケンカばかりしています。弟がいつも兄に叩かれて泣いています。つい親は泣いている方の肩を持ってしまい、こんな風に言ってしまいませんか?

「お兄ちゃんなんだから譲ってあげなさい!」

でも、これでは上の子は不満が溜まるだけですね。

解決策

上の子の気持ちになって「まだ、それで遊んでいたいよね、貸したくなかったんだね。だから叩いちゃったんだね」

下の子には「お兄ちゃんのもの欲しかったんだね。だから泣いたんだね」

上の子にも下の子にもそれをする理由があります。親が「どちらかが加害者、どちらかが被害者」と裁判官のように判断しないようにしましょう。

親に自分の気持ちを理解してもらったことで、お互い譲り合うことが出来るようになります。(過去記事「【しつけ】「子どもを怒鳴らずに納得させる」方法、秘訣は“クレーム対応”にアリ!」)

まとめ

デパートでおもちゃを欲しがりひっくり返って泣く、スーパーでお菓子を欲しがり地べた泣き。親から見たら困った行動ですが、買ってもらえないことがわかっているので、子どもはこのような行動をとるのです。

「欲しいという気持ちを爆発させて、今、自分の感情と戦っているんだわ」ととらえましょう。そして、買わない態度を貫くのです。

さまざま起こる子どもの問題行動。それにはちゃんとした本人なりの理由があります。まず、子どもの気持ちになって共感しましょう。それから、頭ごなしに叱るのではなく「それが出来ない理由」を小さな子ども相手でも、ちゃんと説明しましょう。