浦和レッズ2018シーズン新加入記者会見に出席した選手一同 (C)URAWA REDS 浦和レッズ2018シーズン新加入記者会見に出席した選手一同 (C)URAWA REDS

4年ぶりに『ACL』参戦が叶わず、国内の戦いにフォーカスを当てる浦和レッズ。だが、今季はワールドカップイヤー。『ACL』がなくても、楽な日程とはならない。『明治安田生命J1リーグ』は5月中旬から2か月の中断期間がある。3月以降は中3・4日は当たり前、中2日で『JリーグYBCルヴァンカップ』に臨まなければならない過密日程を強いられるのだ。

浦和レッズ チケット情報

一昨年の『ルヴァン杯』、昨年の『ACL』に続き、3年連続タイトル獲得を目標に掲げる浦和のこと、強行軍を完走する戦力補強に余念がない。補強ポイントだったサイドハーフにはマルティノスと武富孝介が、同じく人材確保が急務だったCBには岩波拓也が加入した。さらに湘南ベルマーレで3年間揉まれたMF山田直輝がたくましくなって帰ってきた。山道守彦強化本部長は「バランスよく補強できたと思っているし、十分戦える選手層は持っていると思う。中2日や中3日でも安定したパフォーマンスが出せる選手構成になった」と手応えを口にした。

今季からチームキャプテンを務める柏木陽介も「今シーズンもリーグ戦、カップ戦、天皇杯と多くの試合があるが、それぞれの大会でタイトルが獲れるようにがんばる」とキッパリ。

ただ梅崎司が湘南へ、高木俊幸がセレッソ大阪へ旅立ち、ラファエル・シルバは中国2部・武漢への完全移籍が電撃決定。特に『ACL』制覇の原動力となったR・シルバの退団でアタッカーのさらなる補強が必要となった。山道強化本部長は「億単位の移籍補償金がある。選手、チームにも勝つために最大限の努力はすると伝えている」と前置きした上で、「2月24日(土)が開幕になるので、そこからの逆算で合流は早い方がいい。だが、このレベルに満たない選手を数合わせで取っても意味がない。急いては事をし損じることになるので、慌てずにやらなければいけない」と方針を説明した。

国内三大大会をターゲットに浦和は現在、沖縄で新戦力との融合を図っている。『ACL』を戦わない今季は、例年よりもじっくりと丁寧に完成度を高めているのだ。

埼玉スタジアム2002で開催される『明治安田生命J1リーグ』サンフレッチェ広島戦は3月4日(日)、横浜F・マリノス戦は3月18日(日)、『JリーグYBCルヴァンカップ』ガンバ大阪戦は3月14日(水)・キックオフ。チケットはチケットぴあにて2月8日(木)午前11時まで先行抽選受付中、2月11日(日・祝)午前10時より一般発売。アウェイに乗り込む2月24日(土)・味の素スタジアムでの『明治安田J1』開幕戦・FC東京戦のチケットは2月9日(金)午前10時より一般発売。