監督が語る『パシフィック・リム』へのこだわりと怪獣愛!

2013.8.9 10:49配信
『パシフィック・リム』について熱く語るギレルモ・デル・トロ監督

鬼才ギレルモ・デル・トロ監督の最新作『パシフィック・リム』が本日から公開されている。幼少期より日本の特撮やアニメに親しみ、惜しみない愛情を注ぎこんできたデル・トロ監督がこのほど来日し、怪獣への愛と、映画に込めたメッセージを力強く語った。

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本作は、太平洋の深海から出現した未知の巨大生命体“怪獣”に立ち向かうべく、人類が英知を結集して人型巨大兵器“イェーガー”を開発し、壮絶な戦いを繰り広げる様を描く。デル・トロ監督作品でおなじみのロン・パールマンや、菊地凛子、芦田愛菜、チャーリー・ハナム、イドリス・エルバらが出演する。

自身を“怪獣オタク”と語るデル・トロ監督は、莫大な予算を投じられた本作でも“自分の愛する怪獣”を描くことにこだわった。監督は「西洋では怪獣を愛する文化があまりないけど、日本では怪獣が愛されていて、悪い怪獣でも愛されている。例えば『ゴジラ対キングギドラ』だとゴジラもキングギドラも愛されている。それは西洋にはない文化なんだ。ちなみにいくつかの場面ではまるで模型のセットに見えるように、もっと言うと“使い古したミニチュア”に見えるようにセットを作ったよ。とてもモダンな映画なんだけどね」と笑みを浮かべる。

もちろん、映像だけではなく物語にもデル・トロ監督の美学が貫かれている。本作はアメリカ映画だが、世界各国から集まったパイロットたちが一致団結して怪獣に立ち向かう。「それは僕の政治的な美学でもあるんだ。世界全体が力をあわせて地球を救うことが重要だった。アメリカ映画に登場するエイリアンはなぜかニューヨークしか知らないんだ(笑)。僕は人間的なメッセージを描きたかった。ひとつの人種、ひとつの肌の色、ひとつのイデオロギーが世界を救うのではなくて、違う人種で、違う肌の色で、違う信念を持った10人が集まったときに“完璧なひとりの人間”になるようにしたかった」

監督が語る通り、本作は国や文化や人種の壁を超えて愛される映画に仕上がった。スクリーンに怪獣が登場し、イェーガーがロケットパンチを繰り出す瞬間、小さな子供も、お父さんも笑顔になるはずだ。「ファミリー全員で観に行って10歳の子と40代の親に同じワクワク感を味わってほしい。すごくシンプルで人類にとって希望のあるメッセージを映画にこめたよ」

『パシフィック・リム』
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