第35回PFFぴあフィルムフェスティバル

9月14日(土)に開幕する第35回ぴあフィルムフェスティバルのラインナップが決定した。世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムにしながら、連続講義や特別上映などを揃え、変わりゆく映画の“未来”を考える内容だ。

「PFF ぴあフィルムフェスティバル」上映作品の画像

本映画祭は1977年に“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマにスタートしたもので、今年は渋谷のシネクイントで行われた後、愛知、神戸、京都、福岡で行われる。メインプログラムのコンペティション“PFFアワード2013”は、年齢、プロアマ、上映時間などの制限を一切排して募集され、511本の応募作品の中から入選作品16本が厳正な審査を経て選ばれた。東京会場では5人の最終審査員による審査が行われ、グランプリなどを決定する。

また“映画監督になるための5つの方法”と題した連続講義を開催。映画を作り続けることが難しい現代において、映画監督たちはどのようにして新作を世におくりだしているのかに迫る。染谷将太、渋川清彦、石田法嗣が出演する新作『不気味なものの肌に触れる』を手がけた濱口竜介監督や、完成したばかりの新作『あした家族』のワールドプレミア上映も兼ねて登場する群青いろ(廣末哲万、高橋泉)、日本在住のアメリカ人監督のイアン・トーマス・アッシュ、中国在住の日本人監督の奥原浩志、ワークショップを経て新作を完成させた橋口亮輔監督が登壇する。

また、“素晴らしい特撮の世界”と題したプログラムでは、先ごろ亡くなった特撮界の巨匠レイ・ハリーハウゼンの追悼上映や、豪華ゲストを迎えた特別講座“今、改めて特撮”を開催する。

第35回PFFぴあフィルムフェスティバル
9月14日(土)から20日(金)まで渋谷・シネクイント
11月12日(火)から17日(日)まで愛知芸術センターで開催
※その他、神戸、京都、福岡にて開催予定

PFFスカラシップのすべて
8月11日(日)から16日(金)まで
映画美学校エクラン(オーディトリウム渋谷 同ビル地下1階)にて開催