イベントの様子

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』を引っさげ来日中のJ.J.エイブラムス監督、ザッカリー・クイント、アリス・イヴが8月14日(水)、日本科学未来館(東京・青海)とのコラボレーションで館内を“宇宙仕様”にした特別イベントに出席。スペシャルゲストとして日本人宇宙飛行士第1号で同館の館長を務める毛利衛氏も来場した。

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会場中央には“ジオ・コスモス”と呼ばれる球体に地球の映像を映した巨大な地球儀のようなディスプレイがあり、会場はまるで宇宙空間のよう。ゲストたちは宇宙空間を散歩するかのように155メートルにおよぶブリッジ状の“ギャラクシーカーペット”を歩いて登場。1時間以上かけて集まったファンからのサインや写真撮影、報道陣の取材の求めに応じた。

大歓声に迎えられて壇上に姿を現したJ.J.は「アリガトウゴザイマス! これまで世界を巡ってきましたが、最後の到着点であり最も心待ちにしていた日本に来ることができました。寂しい気持ちもありますがここで旅の最後を迎えられて嬉しいです!」と挨拶。

ザッカリーは通訳に確認しながら覚えたての日本語で「長寿と繁栄を」と日本のファンへのメッセージを送り、その気遣いに拍手と歓声がわき起こった。肩を出したセクシーなドレスのアリスは今回が初来日となったが、日本のファンの歓待に心打たれたよう。「少し日本に残って過ごすことができるので、楽しみにしています」と笑顔を見せた。

毛利館長は同館と本作のコラボレーションイベントの実現の喜びを「みなさんと一緒に宇宙に行ったような気分です」と語る。実際に自らの目で宇宙を目にした毛利館長だが「私が見た地球の様子をみなさんと共有したいという気持ちをこの映画は表現してくれていると思います」とJ.J.を称賛する。記念に毛利館長からは地球儀、J.J.からは自身の「バッド・ロボット・プロダクション」のポスターを贈り合ったが、さらに毛利館長は自らが宇宙に行った際、つまり日本とアメリカのクルーが初めて共にスペースシャトルで宇宙を訪れたときのワッペンをJ.J.にプレゼント。このサプライズにはJ.J.も「毛利さんにお会いできただけでも光栄なのにこんなに素晴らしいものを…」と大感激だった。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
8月23日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほかで公開
※8月16日(金)、17日(土)、18日(日)先行公開あり