「夏にオススメ料理は、酸っぱい豚しゃぶサラダ!」

火を通さずに生で食したい「体を冷やす夏野菜」。せっかくであれば、夏バテ防止食材と一緒に食べることで、夏を乗り切る体力も付けたいところ。そのためのポイントは、夏バテの元になる「乳酸」を消費する「ビタミンB1、B2」と「クエン酸」を摂取すること。

「ビタミンB1、B2」を多く含む食材といえば「豚肉や豆腐」。そして「クエン酸」と言えば「酢、レモン、梅干し」などの酸っぱいもの。そして、体を冷やす効果のあるトマトやキュウリなどの「生の夏野菜」。それらを使って作れる「豚しゃぶサラダ」などは夏バテ防止に最適な、バランスのとれた料理の一つ。

ポイントは「ゴマダレ」を使うのではなく、「お酢、梅干し、レモン」などで作る少し酸っぱいぐらいの「醤油ダレ」がオススメ。エネルギーの元になる麺(炭水化物)を加えて「冷やし中華」にするのも良さそうです。もちろん野菜や豚肉などの具はたっぷりと乗せてお召し上がり下さい。

 

いかがでしたか? 野菜の持つ「利尿作用」を使って体内の熱を放出する「クールベジ」。意外な方法にも思えますが、実は夏の定番「スイカ」にも夏野菜と同じように「利尿作用」があり、「ビタミンB1,B2」などの栄養素も豊富。暑い夏に美味しく感じるもの、体が夏に食べたくなるもの、そんな食材には、やはりそれなりの理由があるということですね。

ちなみにカリウムの取り過ぎは「腎臓病」の人や「冷え性」の人には良くない影響もあるとのこと。取り過ぎには十分注意して下さい。

地球にも体にもいい「クールベジ」の世界。そんな言葉は知らなくても「夏になるとキュウリがうまい、トマトがうまい」と食べていた人もいたはず。もしかしたらあなたの体が「熱を放出するため」に無意識で欲していたのかもしれません。

とはいえ、1000年に1度の今年の猛暑。こんなことをしたところで文字通り「焼け石に水」の可能性は大。でも、こんなに夏野菜が美味しい季節なんですから、一度ぐらい試してみても良い気がしてきません? 

デザイン、アート、インテリア関連の記事を中心に執筆をするフリーライター。インドア系ライフスタイルメディア「roomie」でも執筆。国内外の人に教えたくなるような小躍りする情報を紹介予定。