JR西日本 sobani

JR西日本が提供するサービス「sobani」は、sobani(キンセイ)端末を身に着けた子どもが、JR西日本管内の駅などを通ることで発信される位置情報を、保護者が月額450円のスマートフォン用アプリを通じて確認できるサービスです。

特徴としては「sobani」の無料アプリをインストールした地域の方がサポーターとなり、sobaniを持った子どもがサポーターとすれ違ことで、 位置情報がサーバーへ転送・保存されます。保護者はアプリを通じて、どこにいたか、どんな道を辿ったのか、過去をさかのぼって履歴を確認することができます。

sobaniを持った子どもと一緒に外出した際に2人の距離が一定以上(約20m)離れた時、保護者のスマートフォンにアラート通知が送られる機能やスマートフォン用アプリ内に迷子情報をあらかじめ登録しておけば、公開ボタンを押すだけで、sobaniを持った子どもの周囲にいるサポーターたちに保護を求めることもできる機能もあります。

現在、位置情報を確認して送信するレシーバーが設置されている場所は、大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県の各所。設置場所は見守り位置検索サービス「sobani」でご確認を。

地域の方などにもアプリのダウンロードを協力してもらい、サポーターが増えれば、サポーターの端末を通じて子どもの居場所がより正確にわかるというのは面白い試みですね。

東急セキュリティ エキッズ

東京セキュリティが提供する「エキッズ」は、子どもががPASMOを利用して東急線の駅自動改札を通過すると、保護者の携帯電話に通過情報がメール配信される子ども見守りサービスです。

また、電車のみならず、東急バス運賃機をタッチした際も乗車情報がメール配信されます。

東急線全駅および東急バス全線で利用が可能です。(深夜急行便や高速乗り合いバス等対象外の路線もあります)対象は小学生から20歳まで。子ども1名、メールアドレス1つにつき、月額500円。

日々の生活の中で、東急線圏内の電車とバスを利用して通学したり、習い事に行ったり、おばあちゃんの家に行ったり、ということが多いのなら、電車とバスを網羅しているエキッズは便利ですね。

その他

子どもの見守りサービスは他にもいくつかありますが、最後にもう一つ新しいサービスをご紹介しましょう。

Qrio

Qrioが提供する『Qrio ただいまキット ~こどもの『ただいま』をLINEでお知らせ~』は、ソニーの新規事業創出クラウドファンディング&ECプラットフォーム「First Flight(TM)」で1月17日から予約販売を開始し、2月下旬に発売する新しい製品、サービスです。

子どものランドセルや鍵などに「Qrio Smart Tag」をつけ、それを家に設置している「Qrio Hub」が検知し、子どもの「いってきます」「ただいま」をLINEでお知らせする、子ども向け見守りサービス。

通知はママやパパのLINEだけでなく、LINEグループにも通知することができるので、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒に見守りが可能です。メールでの通知も設定できます。

12,380円(税抜)の「Qrio ただいまキット」(Qrio Smart TagとQrio Hub)を購入するだけで、月額費用がかからない買い切りモデル。

仕事中や外出中でも、子どもが無事帰宅したことがわかるのはいいですね。働くパパやママにとって、スマートフォンやキッズケータイを持っていない子どもでも、実際に家に戻ったことを知らせてくれるシステムは安心。

遠く離れて暮らすおばあちゃんたちにも、日々、孫のことを感じてもらうことができますね。

まとめ

今回は、携帯電話会社、運輸会社、セキュリティ・警備会社の見守りサービスを中心にまとめてみました。

今、見守りサービスを考えるとしたら、今回ご紹介したようなサービスの中から検討することが多いと思いますが、最後にご紹介したような新しいサービスも、続々と誕生し、よりライフスタイルに合う選択ができるようになるかもしれません。

子どもが新生活を始めるにあたり、できるだけ安心して過ごせるように、地域や家族の行動に合った見守りサービスを検討してみてもよいかもしれません。

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。

「ハピママ*」更新情報が受け取れます