新サービスの「メルチャリ」

メルカリグループのソウゾウは2月13日、シェアサイクル事業に参入すると発表した。新サービス「メルチャリ」の提供を開始。まずは、2月27日に福岡市内で実施。日常的なシーンで自転車を気軽に利用できる環境を整え、リアルの場でのシェアリングエコノミーの促進を狙う。利用料金は、1分あたり4円。

メルチャリは、街中にあるシェアサイクルを必要なときにいつでも公共交通のように使える。通勤や観光のちょっとした距離を移動するときに、アプリでレンタルして移動し、目的地近くの好きな場所に停めるだけ。気軽にシェアサイクルが利用できるサービスだ。自転車を乗り降りする「メルチャリポート」として、13社とパートナーシップを組んだほか、個人や個人商店などがもっているスペースをポートとしてシェアしていくことにも取り組んでいく。第一弾の福岡では、サービス開始時点でポート数が50台、自転車を400台以上を予定する。夏ごろには2000台の自転車を用意する計画。

発表に伴って記者会見を開催し、松本龍祐・メルカリ執行役員兼ソウゾウ代表取締役が登壇。「“所有”から“共有”を目指すうえで、メルチャリは非常にマッチしている」と、今回のサービスを開始した理由を説明した。記者会見には、多くの報道関係者が詰めかけた。