長野博が芝居とライブが融合したハートウォーミングコメディに出演

2013.8.20 12:24配信

柔らかい笑顔で独特な存在感を放ち、俳優としても活躍中の長野博。最近はグルメ本の出版でも話題の彼が、3年ぶりに選んだ舞台がミュージカル『Forever Plaid』だ。元はオフブロードウェイ発のハートウォーミングコメディで、その日本版は、人物を丁寧に描くことに定評のある板垣恭一の演出のもと、長野のほか川平慈英、松岡充、鈴木綜馬と実力派4人が集結した。ミュージカル作品は2008年の『プロデューサーズ』以来となる長野に、本作について聞いた。

ミュージカル『Forever Plaid』チケット情報

性格も個性もバラバラな同級生4人で結成したコーラスユニットは、初めてのステージを前にして交通事故に遭い、全員死んでしまう。どうしても夢を諦めきれない彼らは、一晩だけ地上に姿を現して念願のコンサートを始めるのだが…。「この作品は物語の中にコンサートシーンがあるのではなくて、実際にコンサートが進行する合間に、4人の『俺たち、死んでるんだよね?』というようなお茶目な会話が挟まれるんです。設定は確かに切ないですが、僕らと客席が気さくにやりとりするシーンもあるし、リラックスしながら観てほしいですね」

「4人だけの芝居は初めて」という長野に、20曲以上の歌を次々に歌い継いで進行する本作への懸念について聞くと、「いやぁ…普段も(V6の)コンサートツアーでこれくらいは歌っていますから」と困ったような笑顔で返されてしまった。一般に俳優が体力の配分に戸惑うであろうこんな作品でも余裕をもって芝居に取り組めるのは、長野らライブシーンを背景にもつ者の特権だろう。「全員がステージに出ずっぱりなので、例えばひとりが歌っているときに後ろでそれを見守る3人の表情なども、物語に関わってくるんですよ。そういうのって普段のキャストの関係性が自然ににじみ出ると思うから、皆さんとは稽古場でじっくりと仲を深めていきたいですね」

舞台の稽古も久しぶり。演出の板垣には「僕はサッカーの監督みたいな気持ちでいるから」と言われたそうだ。「いったん選手(キャスト)がフィールドに出てしまえば、監督(演出家)といえどストップはかけられない芝居だよ、と。それぞれの選手の動きが試合(芝居)を作っていくんだと言われて、なるほどと思いました。ちょうど川平さんとは趣味のサッカー仲間で兄貴と慕っている仲なので、他のおふたりともそんな感じでやっていければ」

オフブロードウェイらしい、芝居とライブが融合した舞台。秋のひととき、長野の笑顔とホッと心が温まる歌声を楽しみに、劇場に足を運びたい。10月1日(火)から10日(木)まで東京グローブ座で公演するほか、埼玉、神奈川、宮城、宮崎、福岡、大阪でも上演。

取材・文 佐藤さくら

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