楽天が2月13日に発表した2017年度(17年12月期)の連結業績は、売上高が9444億7400万円(前年度比20.8%増)と1.2倍、営業利益が約1.9倍にあたる1493億4400万円(同90.2%増)、税引前利益が1380億8200万円(同85.5%増)、当期利益(親会社所有者に帰属)が1105億8500万円(同187.8%増)と、いずれも増益だった。

インターネットサービスの主力である国内ECについては、ロイヤルカスタマーの醸成や新規ユーザー獲得のための販促活動、顧客満足度向上のための取り組みに加え、スマートデバイス向けのサービスの強化、楽天エコシステムのオープン化戦略などによって収益増に寄与した。同事業は、セグメント売上収益が6803億600万円(同21.4%増)、セグメント利益が1007億6200万円(同81.3%増)となった。

このほか、メンバーシップ、ビッグデータ、ブランドを結集したビジネスの展開を加速化させ、MVNOサービス、C2C、シェアリングエコノミーサービス、アドテクノロジー、インシュアテックなどの新しいビジネスも順調に成長している。18年度連結業績予想については、二ケタ成長を目指している。