「Mixcraft 6」(左)と「Mixcraft Pro Studio 6」

ディリゲントは、米ACOUSTICAが開発した音楽制作(DAW)ソフト「Mixcraft 6」と、その上位版「Mixcraft Pro Studio 6」を発売した。価格はどちらもオープンで、実勢価格は「Mixcraft 6」が9980円前後、「Mixcraft Pro Studio 6」が1万9800円前後。

「Mixcraft 6」は、ドラム、ギター、ベース、パーカッションなどのループ素材や効果音など、6500を超えるライブラリを収録。シンセサイザー、オルガン、ピアノなどの仮想インストゥルメントを組み合わせて、曲のテンポやキーを設定するだけで、すべてのループ素材が設定通りに変化し、最低限の作曲の知識だけでオリジナルの楽曲を制作できる。

仮想インストゥルメントは、「Minimoog」や「Prophet5」などのヴィンテージ・アナログ・シンセサイザーから、「Hammond B3」「VOX」「Farfisa」などのコンボオルガン、「Rhodes」「Wurlitzer」などのエレクトリックピアノまで、各モデルのサウンドと形状を忠実に再現。GM(MIDI統一規格)準拠のサンプリング音源「Acoustica Instruments」や「Acoustica Drum」などを備えているので、別途外部音源を用意する必要はない。

オーディオ波形の編集ツールには、真空管タイプのイコライザやアンプ・シミュレータなど、本格的なエフェクトを搭載している。

動画編集機能は、トランジションやビデオ・エフェクト、字幕やタイトルの追加に対応。書き出した動画ファイルは、DVDをつくったり、YouTubeなどの動画共有サイトに公開したりすることができる。内蔵インストゥルメントは11、内蔵エフェクトは25。

上位版の「Mixcraft Pro Studio 6」は、「Mixcraft 6」の機能に加え、「ACID」や「GarageBand」用ループ素材のライブラリへの読込みに対応。iZotopeのマスタリング・パッケージ「iZotope Mastering Essentials」や、リバーブ、コーラス、ディレイなどの空間系エフェクトを搭載している。

内蔵インストゥルメント数は14、内蔵エフェクト数は41。

対応OSは、「Mixcraft 6」「Mixcraft Pro Studio 6」ともWindows 8/7/Vista/XP。