ソニッケアー HX9172

フィリップスエレクトロニクスジャパンは、8月20日、音波式電動歯ブラシ「ソニッケアー」の上位機種「フレックスケアープラチナ」の新製品として、振動の強さを調整できる「HX9172」「HX9112」の2機種と、電動デンタルフロス「ソニッケアー エアーフロス HX8230」を発表した。小泉成器を通じて、9月上旬から順次発売する。

「フレックスケアープラチナ」の新製品2機種は、通常の「クリーン」、歯表面のステイン除去に特化した「ホワイト」、歯茎の健康を促進する「ガムケアー」の3種類のブラッシングモードと、「高(ノーマル)」「中(センシティブ)」「低(エキストラソフト)」の3種類の振動の強さで、計9種類のカスタマイズ設定に対応。ブラシを強く押し当てすぎるとハンドルが振動する「過圧防止センサー」で自分の磨きぐせがわかり、最適なブラッシングができる。

ブラシには、新たに新歯間ケアブラシヘッド「インターケアーブラシ」を採用。4色の毛先がそれぞれの役割を果たす。特に中央の黄緑毛先は他の毛先より長く、歯間の歯垢を手磨きの約7倍も除去する。「インターケアーブラシ」は他の「ソニッケアー」製品にも対応する。

価格はオープンで、実勢価格は10分でブラシヘッドの細菌を最大99%除菌する紫外線除菌機能付充電器が付属する「HX9172」が2万4700円前後、「HX9112」が1万9800円前後の見込み。サイズは高さ252.0×直径31.8mmで、重さは143g。フル充電の状態で、1日2回、2分間使用した場合、約3週間使用できる。

「ソニッケアー エアーフロス」は、水と空気の力で歯間の歯垢を除去する電動デジタルフロス。加圧した空気で水滴を時速70kmで噴射する独自技術「マイクロバーストテクノロジー」ですばやく効果的に洗浄するので、歯や歯茎に負担をかけない。

「HX8230」には、起動ボタンを押し続けることで自動で連続噴射する機能を追加。使い勝手が向上し、従来モデルの半分の30秒で歯間全体をクリーニングできる。ノズル先端に溝をつけたことで、水の跳ね返りや詰まりが減り、歯間が狭い人でも快適に使うことができる。つけ替え用のノズルは先端を色分けし、識別しやすいので、家族みんなで使うことができる。

発表会では、コンシューマーライフスタイル事業部の前橋香代子マーケティングマネージャーが、「歯間洗浄器具使用者の約40%が、使いづらさや不衛生さから継続利用できていない」というデータを紹介。「既存の電動口腔洗浄機が500ml以上の水をタンクに入れる必要があるのに対し、『ソニッケアー エアーフロス』は、スプーン1杯(約5ml)の水で十分。力強い噴射力で、洗浄にも手間がかからないので、使用者の96%が継続使用している」と消費者のニーズに応えた製品であることを強調した。

「HX8230」は価格はオープンで、実勢価格は1万4800円。サイズは高さ239×奥行き80×幅33mmで、重さは163g。フル充電の状態で1日2回洗浄すると、約2週間使用することができる。