『私だけのハッピー・エンディング』場面写真

12月17日(土)から公開される“ガン”をテーマに描いた映画『私だけのハッピー・エンディング』の配給会社であるファントム・フィルムが、映画の興行収入の一部をガン患者や家族を支援するNPO法人へ寄付することを発表した。

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本作は、突然ガン宣告を受けた30代のキャリアウーマンが、余命半年の時間の中で、大切な家族や友人、恋人に本気で向き合い、懸命に生き抜く姿を描いた作品。

今回、ファントム・フィルムは、ガン患者・家族への医療情報の発信、そしてガン疾患啓発を行っているNPO法人のキャンサーネットジャパンに対して、本作の興行収入の一部を寄付することを決定。団体はこれらの寄付を、大腸ガン疾患啓発“ブルーリボンキャンペーン”のグッズ制作費にあてるそうで、今までに無かった映画とガン疾患啓発の協業を実現させる方針だ。また、本作を通してガンを前向きに捉える“キャンサーギフト”(ガンがくれた贈り物)という考え方や、日本人の2人に1人はガンで亡くなる時代、ガンは決して他人事ではなく早めの検診が大切だということを、一人でも多くの人に訴えていく姿勢を見せている。

キャンサーネットジャパンの事務局長・柳澤昭浩氏は、「この映画は、元気そうな人でもガンと闘っている人はたくさんいるということを感じさせてくれます。もし、知り合いがガンになったとき、どのように接したら良いか、そしてどう考えたら良いかが描かれているので、一人でも多くの人にご覧いただきたいです」とコメントを寄せている。

『私だけのハッピー・エンディング』
12月17日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(C)2010 Earthbound Films, LLC