ジェームズ・キャメロンと20世紀フォックスが、映画『アバター』にもとづく小説4冊を出版すると発表した。キャメロンが現在製作準備中の続編3作も含まれる。

キャメロンが小説化を依頼したのは、SF作家スティーブン・チャールズ・グールド。映画化もされた「ジャンパー 跳ぶ少年」で知られ、アメリカSFライター協会のプレジデントも務める。キャメロンは、「スティーブンは現代SF界の希望。彼の物語に出てくるキャラクターを、私は長いこと敬愛してきました。彼のようなすばらしい才能をもつ人が『アバター』に関わってくれることを大変光栄に思います」とコメントしている。

2009年に公開された『アバター』は全世界で27億ドルを売り上げ、映画史上最高のヒット作となった。キャメロンは現在、続編3本分の脚本を、ジョシュ・フリードマン(『宇宙戦争』)、シェーン・サレルノ(『野蛮なやつら/SAVAGES』)、リック・ジャファ&アマンダ・シルバー(『猿の惑星/創世記(ジェネシス)』)らと共同執筆中。3本はまとめて撮影されるようで、撮影は来年スタートする。それぞれ、2016年、2017年、2018年に公開の予定だ。

文:猿渡由紀