キヤノンは、Wi-Fi機能が向上した光学10倍ズーム搭載のコンパクトデジタルカメラ「IXY 620F」、光学8倍ズーム搭載の「IXY 100F」を、8月29日に発売する。

「IXY 620F」は、有効約1210万画素、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサを採用。暗い場所でもノイズの少ない鮮明な画像を撮影できる。35mmフィルム換算で24~240mm相当の10倍ズームレンズを搭載し、超解像処理によって画質の劣化を抑えたプログレッシブファインズームで、20倍まで被写体に迫ることができる。AF(オートフォーカス)は約0.16秒と高速で、撮影タイムラグは約0.20秒。撮りたい瞬間にすばやくピントを合わせることができる。

従来機よりWi-Fi機能が向上し、より便利になった。PCやスマートフォンへの転送や、カメラからSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)へ直接アップロードができるのはもちろん、「クラウドシンクロ」機能を使うことで、PCとクラウドの双方にデータを自動で保存する。スマートフォンへの転送には、App Store/Google Playからダウンロードできる無料アプリ「CameraWindow v1.3」、クラウドシンクロにはPCに無料アプリ「Image Transfer Utility」をインストールする必要がある。

カメラが天気、光量、表情など58シーンから自動認識する「こだわりオート」、シーンに合ったブレ補正を自動で切り替える「マルチシーンIS」など、誰でも簡単にきれいな写真を撮影できる機能を搭載。よく撮影する人物の「顔」「名前」「誕生日」を事前登録しておくと、優先的にピントと露出を設定する。

このほか、多彩な効果を楽しめる「シーンモード」や、笑顔を検出すると自動でシャッターを切る「オートシャッター」などの機能を備える。サイズは幅97.2×高さ56.4×奥行き22.5mmで、重さは約144g。カラーはピンク、ゴールド、シルバーの3色。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は2万3980円。

「IXY 100F」は、有効約1600万画素のCCDセンサを採用。35mm換算で28~224mm相当の8倍ズームレンズを搭載し、プログレッシブファインズームで16倍まで高精細なズーム撮影ができる。

Wi-Fiを内蔵し、PCやスマートフォンにワイヤレスで画像を転送できる。スマートフォンへの転送には、App Store/Google Playからダウンロードできる無料アプリ「CameraWindow v1.3」をインストールする必要がある。

カメラが自動で撮影シーンを判別する「こだわりオート」は32シーン。ブレ補正を自動で切り替える「マルチシーンIS」と合わせると、78パターンを判別する。

このほか、多彩な効果が楽しめる「シーンモード」や、笑顔を検出すると自動でシャッターを切る「オートシャッター」、独特のぼかしと早送り再生ができる「ジオラマ風動画」などの機能を搭載し、思い通りの表現豊かな画像や動画を簡単に撮影できる。サイズは幅92.9×高さ52.4×奥行き21.6mmで、重さは約134g。カラーはピンク、シルバー、ブルーの3色。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は1万4980円。