『ハーメルン』 (C)ハーメルン製作委員会

西島秀俊と倍賞千恵子が共演する映画『ハーメルン』のツーショットコメント映像が到着した。

ツーショットコメント映像

本作は、日本の原風景とも言われる福島県奥会津の昭和村を舞台に、廃校となった学校でひとり静かに暮らす年老いた元校長と、久しぶりに故郷に戻ってきた卒業生、そして村で暮らす人々の記憶を穏やかに描いた物語。移り変わる日々の中、失われていく“場所”と“記憶”の本質が優しい視線で切り取られる。西島は卒業生で、現在は博物館に勤務する男・野田を、倍賞は今は寝たきりとなってしまった野田の恩師の娘・リツコを演じている。野田はリツコとの触れ合いにより、過去の記憶を呼び戻していく。

このほど到着したのは、西島と倍賞の貴重なツーショットコメント映像。ふたりは、絵画のように美しい映像と、ゆったりと流れる時間の中で紡がれる人々の記憶を描いた本作をアピールしている。

本作のメガホンを執るのは、『美式天然』で第23回トリノ映画祭グランプリ&最優秀観客賞を獲得するなど、世界の映画祭で注目を集める坪川拓史監督。やわらかな空気を持つ映像と、四季によって表情を変える昭和村の風景の中で、“想い出”と“今”を穏やかにつなぐ本作は、忘れかけた何かを思い出させてくれるに違いない。

『ハーメルン』
9月7日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショー