PowerShot SX510 HS

キヤノンは、コンパクトな光学30倍ズームの「PowerShot SX510 HS」、光学16倍ズームの軽量グリップタイプ「PowerShot SX170 IS」、Wi-Fi機能を搭載したエントリモデル「PowerShot A3500 IS」を、8月29日に発売する。

「PowerShot SX510 HS」は、小型・軽量なボディに35mmフィルム換算で焦点距離24~720mm相当の光学30倍ズームレンズを搭載。超解像処理によって画質の劣化を抑えたプログレッシブファインズームで、60倍まで高精細のズーム撮影ができる。有効1210万画素、1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサを採用し、ノイズの少ない高感度での撮影を実現。1秒間に最高約10.5枚の高速連写に対応する。AF(オートフォーカス)速度は約0.19秒と高速で、撮影タイムラグは約0.23秒と、撮影チャンスを逃さない。

望遠撮影時に見失った被写体を再度発見してピントを合わせる「フレーミングアシスト(探索)」機能が進化。顔を認識すると、人物の動きに合わせてズーム倍率を自動調整し、表情を一定の大きさで撮り続ける。さらに、人物がフレームアウトしそうになったときも自動でズームを調整し、人物をフレーム内に捕捉する。

Wi-Fi機能に対応し、高画質な画像や動画をPCやスマートフォンに転送し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にカメラから直接アップロードできる。さらに、PCと「CANON iMAGE GATEWAY」などのクラウドの両方に画像を自動で保存する「クラウドシンクロ」機能を搭載。データの共有や画像の管理・バックアップがより快適になった。スマートフォンへの転送とクラウドシンクロには、App Store/Google Playからダウンロードできる無料アプリ「CameraWindow v1.3」が必要。

光量や人物の動きに合わせてカメラが設定を自動調整する「こだわりオート」の認識パターンは32シーン。撮影状況を判断してブレ補正を切り替える「マルチシーンIS」を組み合わせると、78パターンを判別する。画像編集機能は、多彩な効果を楽しめる「シーンモード」「クリエイティブフィルターモード」や、色の強調や変更が自由自在にできる「マイカラー」「レタッチマイカラー」などのモードを用意する。

動画は1920×1080ピクセルのフルハイビジョン画質に対応。そのままの画質でズーム撮影することができる。ミニチュア模型のような効果と早送りによる動きを楽しめる「ジオラマ風動画」や、秒間240フレームで撮影した動画を秒間30フレームで再生する「ハイスピード動画」など、ユニークなモードを搭載。静止画撮影のたびに、その直前の動画を最大4秒まで記録する「ムービーダイジェスト」機能を使えば、1日分の動画が自動編集され、ダイジェストムービーを作成することができる。

このほか、フレーム内に撮影者が加わったことを判断し、ピント・露出を合わせて2秒後にシャッターを切る「顔セルフタイマー」や、ストロボ非発光・消音を簡単に設定する「マナーモード」などを備える。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅104.0×高さ69.5×奥行き80.2mmで、重さは約349g。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は2万7980円。

「PowerShot SX170 IS」は、リチウムイオン充電池に対応することで、従来機から約40gの軽量化を実現。35mmフィルム換算で焦点距離28~448mm相当の光学16倍、プログレッシブファインズームで32倍まで被写体に迫る超高倍率ズームを手軽に持ち運べる。有効約1600万画素の1/2.3型CCDセンサを採用。AF速度は約0.19秒、撮影タイムラグは約0.22秒ですばやく撮影できる。

背面のコントローラーホイールで、親指だけですばやく設定を調整できる。収納できて便利なポップアップストロボや直射日光下でも見やすい3.0型液晶モニタ、手になじむ形状のグリップなどで、操作性が高い。

設定をカメラが自動調整する「こだわりオート」は32シーンを認識。六つのブレ補正を使い分ける「マルチシーンIS」を組み合わせると、78パターンを判別する。画像編集機能は、多彩な効果を楽しめる「シーンモード」や色の変化が楽しめる「マイカラー」「レタッチマイカラー」などを備える。

動画は1280×720ピクセルのハイビジョン画質に対応。画質を維持したままズーム撮影ができる。このほか、顔セルフタイマーやマナーモードを搭載。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅108.0×高さ71.0×奥行き43.9mmで、重さは約251g。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は1万9980円。

「PowerShot A3500 IS」は、スリムなボディにWi-Fi機能を搭載。PCやスマートフォンに簡単に画像や動画を転送できる。有効約1600万画素の1/2.3型CCDセンサを採用。35mmフィルム換算で焦点距離28~140mm相当の光学5倍レンズを搭載し、プログレッシブファインズームで10倍までズーム撮影ができる。

自動設定機能「こだわりオート」は32シーンを認識し、「マルチシーンIS」と組み合わせると78パターンを判別する。このほか、多彩な効果で画像を演出する「シーンモード」や機能・操作の説明をすぐに確認できるヘルプボタン、ワンプッシュでオートモードに戻ることができる「AUTOボタン」を備える。

動画は1280×720ピクセルのハイビジョン画質に対応。画質を落とさずにズーム撮影ができる。このほか、「顔セルフタイマー」や「マナーモード」機能を搭載。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅97.7×高さ56.0×奥行き19.8mmで、重さは約135g。カラーはパープルとシルバーの2色。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は1万1980円。