歌手ジェームズ・ブラウンの伝記映画に、『42~世界を変えた男~』のチャドウィック・ボーズマンが主演することになった。ミック・ジャガーもプロデューサーのひとりに名を連ねている。

映画は、貧困とバイオレンスに満ちた環境に生まれたブラウンが、最も影響力のある黒人歌手になっていく様子を描くもの。ジャガーと共にプロデューサーを務めるのは、『ビューティフル・マインド』など数々のヒット作を手がけてきたブライアン・グレイザー。ブラウンは2006年に亡くなったが、それまではグレイザーと共に、本人も積極的にこのプロジェクトに関わっていたという。監督は、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイト・テイラー。テイラーはミシシッピ州の出身で、この映画のロケはすべてミシシッピで行うと語っている。撮影はこの秋スタートの予定。

ボーズマンは、『42~世界を変えた男~』で黒人初のメジャーリーグ選手ジャッキー・ロビンソン役を演じ、注目された。『42~世界を変えた男~』はアメリカだけで1億ドル弱を売り上げるスマッシュヒットとなっている。

文:猿渡由紀