上野樹里

“女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO.1”として人気を博す越谷オサム氏の同名小説を映画化した『陽だまりの彼女』の完成披露イベントが29日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、初共演を果たした嵐の松本潤と上野樹里、三木孝浩監督(『ソラニン』、『僕等がいた』)が出席。翌30日に、30歳の誕生日を迎える松本を、駆けつけたファン1000人が祝福した。

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「今日は20代最後の日ですよ」とあいさつする松本に、ファンはお手製のうちわを振り大盛り上がり。実はイベント当日は、三木監督の誕生日であり「むしろ、なんで今日なの?」と1日違いのバースデイに苦笑しきり。それでも「楽しい思いばかりの作品ですからね。(自分の誕生日と)映画のスタートである完成披露が重なって、幸せです」と喜んでいた。

本作は、新人営業マンの浩介(松本)と、美しい女性へと成長を遂げた中学時代の幼なじみ・真緒(上野)が10年ぶりに再会を果たすことから始まるラブストーリー。真緒が抱える“不思議な秘密”が奇跡のハッピーエンドを導き出す。

5年ぶりの映画主演となった松本は「この作品に参加できてすごくうれしいし、幸せ。恋愛している人の背中をそっと押す作品になっているし、昔の初恋を思い出したり、大切なものをより大切に思えるはず」。初タッグとなる三木監督について「いいカットが撮れると、すごくニヤニヤしていた。それが見たくて、僕らも一生懸命演じました」と振り返ると、三木監督は「モニター越しで楽しませてもらった、ふたりの素敵な感じを早くお客さんにも観てもらいたい」とアピールした。

上野の映画出演は3年ぶりと、こちらも久々で「寒い時期の撮影だったが、スタッフさんが温かいスープやカレーうどんを作ってくれて、映画の現場って改めていいなと感じた」としみじみ。「人を愛することって、とてもシンプルだけど、なかなかできないこと。この映画を観ると、心が軽くなってきっと恋したくなるはず。今日、ここから陽だまりの輪が広がっていけばいい」と笑顔を見せていた。

『陽だまりの彼女』
10月12日(土)全国東宝系ロードショー

取材・文・写真:内田 涼

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