瀧本美織

女優の瀧本美織が30日、東京・角川シネマ新宿で行われた主演作『貞子3D2』の初日舞台あいさつに登壇した。人気ホラー映画の続編で、瀧本は再び世間を震撼させる“呪いの動画”連続怪死事件の真相を探るヒロイン・安藤楓子を演じ「デリケートで壊れやすい女の子。明るい役柄が多かった私にとっては、初めての挑戦でした」と新境地に手応えを示していた。

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舞台あいさつには瀧本をはじめ、瀬戸康史、山本裕典、子役の平澤宏々路ちゃん、田山涼成、英勉監督、原作者の鈴木光司氏が出席。瀧本は大の怖がりだといい「表紙の色が黒くて怖いって、台本を読もうとしないんだもん」(田山)、「ぜひ瀧本さんの怖がりっぷりを楽しんでもらえれば」(英監督)と登壇者からはツッコミが入り放題で、当の瀧本も「皆さんに助けていただきながら、無事に完成しました」とすっかり安堵の表情だった。

瀬戸と山本は前作『貞子3D』(2012)から引き続きの出演で、「こうして2作目ができるのも、皆さんに前作を楽しんでもらえた証拠。貞子への愛はハンパないです」(瀬戸)、「もし『貞子3D3』があれば、また復活しますよ! 次回呼ばれなかったら、それが一番怖いです」(山本)とシリーズへの愛情をアピール。物語の鍵を握る少女を演じる宏々路ちゃんは「皆さん、腕にあざがないか確認してくださいね」とキュートにあいさつし、「特殊メイクした自分の顔は、怖くて見られなかったです」と子どもらしく振り返っていた。

原作を手掛ける鈴木氏は「そもそも貞子は劇団員で、女優を目指していた美しい可憐な少女だったんです。だから、今日は皆さんの前に立ち、長年の夢を果たせました。これで成仏してくれ!」とコメント。これには壇上で不気味な存在感を放っていた貞子も、大喜び(!?)だった。

『貞子3D2』
8月30日(金)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼