『キッズ・リターン 再会の時』 (C)2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会

1996年に公開された映画『キッズ・リターン』の“その後の物語”を描いた新作映画『キッズ・リターン 再会の時』が第32回バンクーバー映画祭のドラゴン&タイガー部門と、第29回ワルシャワ映画祭の国際コンペティション部門で正式上映されることが決定した。

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本作は、高校の同級生だったシンジとマサルが10年ぶりに偶然再会したことから、それぞれが一度は挫折してしまった夢に向かって再び走り出す様を描いたドラマ。『キッズ・リターン』の助監督を務めていた清水浩が監督を、平岡祐太と三浦貴大が主演を務める。

バンクーバー映画祭のドラゴン&タイガー部門はアジア太平洋地域の新作映画を紹介する部門で、過去には北野武監督、三池崇史監督ら多くの日本人が注目を集めてきた。またワルシャワ映画祭は新進気鋭の映画監督に光を当てる選定を行っている映画祭で、2007年に吉田大八監督の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』がフリースピリットコンペ部門で大賞を受賞している。

日本での公開を前にふたつの映画祭で正式上映が決まったことについて清水監督は「とても光栄です。一番ストレートにお客さんの反応がわかる場所ですよね。向こうの人は、映画がつまらなければ帰るし、面白ければ拍手をしてくれますしね。だから怖くもあり、とても楽しみでもあります。そんな大舞台に『キッズ・リターン 再会の時』が選ばれたことは、本当にありがたいですね。キャスト、スタッフ含め、苦労したかいがあったなと思います」とコメント。『キッズ・リターン』を手がけた北野監督は世界で高い評価を集めており、“その後”を描いた本作も、大きな注目を集めそうだ。

なお、第32回バンクーバー映画祭は現地時間9月26日に、第29回ワルシャワ映画祭は現地時間10月11日に開幕する。

『キッズ・リターン 再会の時』
10月12日(土) 全国ロードショー