欧米で大ベストセラーとなった三部作小説『Fifty Shades of Grey』の映画化版に、『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムの出演が決まった。主人公アナスタシア役は、23歳のダコタ・ジョンソンが演じる。

ジョンソンは、ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘。現在はニューヨークでイーサン・ホークと共演する『Cymbeline』を撮影している。

『Fifty Shades of Grey』はイギリスの新人作家E.L.ジェームズが書いたエロチック小説。大学卒業を目の前に控えたアナスタシアは、20代にしてビリオネアとなった大物企業家クリスチャン・グレイに出会う。恋愛を信じないグレイは、美しい女性たちと特別な契約を交わしては、セックスだけの関係を結んできた。アナスタシアにも同様の契約を求めるが、やがて彼は彼女に特別なものを感じ始める。

この三部作小説が人気になった理由が過激なセックス描写であるだけに、映画にも濃厚なシーンがたっぷりと含まれそうだ。監督には『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ウッドが決まっている。北米公開は来年8月。

文:猿渡由紀