ソニー、バッテリ搭載でどこでも使えるヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3W」と「HMZ-T3」

2013.9.3 19:55配信
「HMZ-T3W」(左)と「HMZ-T3」

ソニーは、バッテリを搭載し、モバイル機器と接続してどこでも映画館クラスの仮想ワイドスクリーンを楽しめるヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3W」「HMZ-T3」の2機種を、11月中旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「HMZ-T3W」が10万円前後、「HMZ-T3」が8万円前後の見込み。

HD有機ELパネル(解像度1280×720)を2基を搭載し、仮想画面サイズ750インチ(仮想視聴距離約20m)を実現した。AV機器との接続に加えて、新たに搭載したバッテリユニットにスマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器を接続することで、YouTubeなどのインターネット動画やBD(ブルーレイディスク)レコーダーから転送した録画番組などのコンテンツを場所を問わず大画面で楽しめる。

新開発のLSI内エンハンスエンジンによって、画素単位で映像情報をより細やかに解析。映像の特性に合わせた高精度なエンハンス処理を行うことで有機ELパネルの性能を引き出し、それぞれの映像の特性に合わせて、見たままに近い自然で精細感のある映像を映し出す。特に、旧作映画ではくっきりと、新作映画では滑らかで鮮明な映像に仕上がる。

従来は複数に分かれていたLSIを一つに集約したことで、データをより高精度で受け渡して階調補正技術「SBMV」の効果を高め、虹の彩りなど、微妙な色合いも感じられるより滑らかな階調表現を実現。画像処理で発生する映像遅延を最小で1フレームまで短縮したことで、有機ELパネルのすぐれた動画応答性とあわせて、ゲームプレイヤーの操作をダイレクトに反映できる。

視野角45°の光学ユニットは、新たに非球面型レンズの形状などの設計を最適化し、画面全体の解像力を向上するとともに、ヘッドマウントユニットの装着位置がずれた際の映像のボケ具合を改善した。

音響は、独自の音響解析技術とデジタル信号処理技術を使用する「7.1ch VPT(Virtualphones Technology)」によって、音源をあたかも前方や後方に置いたスピーカーで再生しているような立体感のある音場を実現し、従来の「5.1ch VPT」以上に臨場感を高めている。

さらに、BDの「Dolby True HD」や「DTS-HD」など、さまざまな高音質フォーマットに対応し、最大7.1chのサラウンド音声をコンテンツ音源そのままのクオリティで再現する。

額に固定するヘッドパッドを従来機種「HMZ-T2」の約1.8倍に拡大。圧力を分散・軽減し、かけ心地のよさと安定感を向上するとともに、曲線状のバンドで耳のまわりのスペースを確保して、幅広いタイプのヘッドホンとの組み合わせることができる。また、上側のヘッドバンドは頭の形に合わせて角度調節できるようにしてフィット感を高めるなど、没入感の深化を目指して人間工学を意識したデザインを取り入れた。

インターフェースは、プロセッサユニットにHDMI入力×3、HDMIスルー出力×1、バッテリーユニットにHDMI/MHL入力×1を搭載。ヘッドホン端子はプロセッサユニットに標準ジャック×1、ヘッドマウントユニットにミニジャック×1を備える。

バッテリ持続時間は、HDMI動作時が約7時間、MHL動作時が約3時間。サイズは、ヘッドマウントユニットが幅189×高さ148×奥行き270mm、バッテリユニットが幅80×高さ26×奥行き119mm、プロセッサユニットが幅150×高さ31×奥行き107mm。ヘッドマウントユニットとバッテリユニット間のケーブル長は1.2m。

「HMZ-T3W」は、WirelessHDを搭載し、バッテリユニットとプロセッサユニットをワイヤレスで接続できるので、BDプレーヤーやPlayStation3などと使用する場合でも、ケーブルの長さにとらわれることなく、部屋の好きな場所で映画やゲームを楽しめる。WirelessHDは映像や音声を非圧縮・低遅延で伝送できるので、ケーブル接続時と遜色のない品質を実現する。

無線動作時のバッテリ持続時間は約3時間。ヘッドホンには16mmのドライバユニットを搭載する。重さは、ヘッドマウントユニットが約320g、バッテリユニットが約210g、プロセッサユニットが約250g。

「HMZ-T3」は、ヘッドホンに13.5mmのドライバユニットを搭載する。重さは、ヘッドマウントユニットが約320g、バッテリユニットが約160g、プロセッサユニットが約220g。

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